伊達市３１年度予算案・骨格編成　伊達小校舎を増築　大滝徳舜瞥学校の開校準備

（市町村 2019-02-28付）

　【室蘭発】伊達市の三十一年度予算案がまとまった。四月に市長選を控えた骨格編成となっているが、黄金小学校との統合を控える東小学校校舎増築工事の本格化などによって、一般会計総額は前年度当初比四・三％増の百八十七億六千四百八十四万円を計上。このうち、教育費は四一・四％増の二十三億一千二百七十二万円となっている。

　主な事業をみると、東小学校校舎等増築に四億三千八百万円、伊達小学校体育館改築に一億八千八百万円を積み上げた。新規では、伊達小学校校舎増築に一億八千七百八十万円を措置した。

　ことし四月に開校予定の義務教育学校「大滝徳舜瞥学校」では、校舎の屋根外壁改修に四千百九十五万円、イングリッシュキャンプ運営経費に三十一万円を計上。イングリッシュキャンプでは、五年生から九年生を対象に、外国語指導助手などとの体験活動や共同作業を行うことで、国際理解教育の推進を図る。

　主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▼民生費

▽子ども発達支援事業専門支援＝五一―発達の遅れや障がいのある児童とその家族および関係機関に専門職（心理士等）による相談・支援

▽発達支援センター運営＝一二九―発達に遅れがみられる児童の早期発見・早期療育につなげる

▽第二期伊達市子ども・子育て支援事業計画策定＝一七二

▽子どもショートステイ＝二一―児童の養育が一時的に困難となった場合に、児童養護施設で一時的に養育する

▼教育費

▽黄金小・東小統合＝四〇〇―三二年度に予定する黄金小と東小の統合に向けた統合準備協議会、交流事業、閉校式典

▽不登校等対策（新規）＝九七―退職教員等のボランティアによる不登校児童生徒への相談・学習支援など

▽学力向上実践＝二四五―中学三年生以外の全学年を対象とした独自の学力テスト実施等

▽ふるさと創生教育「だて学」推進＝一二六―ふるさと創生教育としての「だて学」を検討

▽ネイティブスピーカー伊達地区活用＝一、五九六

▽ネイティブスピーカー大滝区活用＝六八三

▽レイクカウチン町親善訪問団交流（新規）＝一三五

▽大滝徳舜瞥学校イングリッシュキャンプ運営（新規）＝三一―五年生から九年生を対象に実践的なコミュニケーション能力を身に付け、国際理解教育の推進を図る

▽伊達小体育館改築＝一八、八九九―体育館改築、既存体育館解体、仮設渡り廊下建設

▽伊達小校舎増築（新規）＝一八、七八〇

▽東小校舎等増築＝四三、八六八

▽大滝徳舜瞥学校改修（新規）＝四、一九五―校舎屋根外壁改修

▽各小学校補修＝二、五四〇―東小屋外給水管改修ほか

▽光陵中暖房設備改修（新規）＝九、五四四

▽各中学校補修＝三、五九一―光陵中屋外給水管改修ほか

▽情報教育推進＝三、三八二

▽放課後子供教室運営＝二六〇

▽放課後児童クラブ運営＝二、五二六

(市町村 2019-02-28付)