３１年度にタグラグビー体験事業―江別市教委　運動の楽しさを啓発　市内小学校で１学期中　

（市町村 2019-03-04付）

　江別市教委は三十一年度、ラグビーワールドカップチーム公認チームキャンプ地受入事業を行う。道内のオーストラリア人ラグビー選手などを招き、小学校でタグラグビー体験・交流などを予定。九月のキックオフに合わせ、一学期中の実施を目指している。

　江別市は、ラグビーワールドカップ2019大会期間中、オーストラリアが滞在する公認チームキャンプ地に内定。受け入れに関する経費を三十一年度予算案に計上した。

　タグラグビーは年少者・初心者向けのラグビーで、プレイヤーの腰に巻いたタグベルトを相手プレイヤーが取ることで得点となり、危険度の高いタックルがないことなどが特徴。技術的な面で他の球技より間口が広いことから、運動が苦手な子どもにも活躍のチャンスがあるのが利点。

　この機会にタグラグビーに親しむことで、ラグビーワールドカップを普及・啓発するほか、運動の可能性や楽しさを実感してもらうことをねらう。

　昨年九月、大麻西小学校でタグラグビー教室を開催。総合型地域スポーツクラブわくわくピースの職員と、社会人チームの北海道バーバリアンズ所属の現役ラグビー選手が講師となり、小学生とラグビーを通じて交流した。

　三十一年度も地域交流事業の一環として、小学校でのラグビー体験・交流などを計画。市内全小学校に呼びかけ、なるべく多くの学校の求めに応じる考え。九月二十一日に札幌ドームで開催されるオーストラリア対フィジー戦に向け、一学期中の実施を予定している。

(市町村 2019-03-04付)