自然の大切さを実感！　川田工業主催の植樹祭参加　十勝ガールスカウト児童ら

（関係団体 2019-05-28付）

　【帯広発】社会教育団体「十勝ガールスカウト」に参加する児童らは１８日に、池田町内の学習林「じゅんの森」で、帯広市内の建設会社が主催するカツラの木の植樹祭に参加した。参加した児童は、建設関係者や行政職員と一緒に植樹し、自然について考えを深めた。

　この植樹祭は川田工業㈱（帯広、川田章博社長）の主催する地域貢献事業。本年度で２７回目の開催となる。

　十勝ガールスカウトは、十勝管内の児童が参加する社会教育団体で、１０年ほど前から植樹祭に参加。児童が森に親しみ、土に触り、自然とふれあうことをねらいとしている。

　この日、建設業関係者や行政職員、民間企業などから１５０人が参加し、１５１５本のカツラの苗木を植えた。

　開会式では、主催者を代表して川田社長があいさつ。「本日は晴天に恵まれた。カツラの苗木は大きいので、植樹作業も大変かと思うが、めげずに頑張ってほしい」と呼びかけた。また、十勝総合振興局の三井真局長は「君たちがきょう植える木は、令和になって初めて植える木になる。木の成長とともに、皆さんが新しい時代をつくっていってもらえれば」と呼びかけた。

　続いて、十勝広域森林組合の職員が植樹指導。カツラの木について、葉がハートマークになっていて、幹が成長すると将棋盤や囲碁盤に使用できるほど丈夫に育つことを紹介した。植樹方法について、山の傾斜に対してガイドロープの右側に植樹すること、根はすべて土の下に入れ、しっかりと踏み固めることをポイントとして伝えた。

　参加者は和やかな雰囲気で、１５１５本のカツラの木を植樹。児童の一人は「土をいじるのが楽しいし、ずっと前に植えられた木が大きくなっているところを見るのも面白い」などと話していた。

(関係団体 2019-05-28付)