士幌町２年度予算案　情報端末１６７台整備　校務支援システムで働き方改革

（市町村 2020-03-10付）

　【帯広発】士幌町の令和２年度予算案がまとまった。一般会計は前年度比２・０％増の７２億５９００万円。うち、教育費は３・７％減の１１億１７３２万円となった。

　新規事業では、ＧＩＧＡスクール構想を盛り込み、５年度までに全小・中学校に児童生徒１人１台のタブレット配備を目指す。また、全小・中学校に校務支援システムを導入し、教職員の働き方改革を推進する。

　継続事業をみると、少人数学級教員・特別支援員等を配置し、きめ細かい支援を行うとともに、士幌高校のＩＣＴ教育環境の整備や就学費助成、通学バス等自主運行助成に取り組み、学校の魅力化を通じて生徒の確保に努める。

　教育に関係する主な事業はつぎのとおり。

▽ＧＩＧＡスクール構想実現に向けた整備（新規）＝５２７２万円

　町内小学５・６年生用に１０６台、中学１年生用に６１台の学習者用情報端末を準備。小・中学校の構内通信ネットワーク設備および電源キャビネットの整備。

▽校務支援システム導入（新規）＝２９５万円

▽校舎屋上防水整備（新規）＝１５５７万円―中・高

▽職員玄関自動解錠整備（新規）＝４３８万円―小・中・高校

▽保健室エアコン整備（新規）＝１８０万円―小・中

▽少人数学級教員・特別支援員等配置＝４５３９万円

▽学校給食費子育て支援助成＝５４８万円

▽小・中学校主要５教科補助教材費公費負担＝３８４万円

▽各種検定受検料助成＝７４万円

▽フィットネス事業＝３０５万円

▽生涯学習教材・機器整備＝２７５万円

▽サタデースクール＝４２０万円

▽国際化人材育成推進＝３５０万円

▽農業先進技術活用実践学習等の実施＝３８６万円

　農業先進技術活用および農業マーケティングの実践学習を行う。

▽士幌高ＩＣＴ教育環境整備＝２１４万円

▽士幌高就学費等助成＝１５２万円

▽士幌高通学バス等自主運行助成＝３３９０万円

▽放課後子供教室＝４０５万円

(市町村 2020-03-10付)