道租推協　２年度役員など決定　新会長に道中・鎌田会長　小・中向け副教材を作成

（関係団体 2020-06-10付）

　道租税教育推進協議会（＝道租推協）は令和２年度の役員などを決定した。小・中学生向け租税教育用資料の作成・配布、税に関する作文の募集など、租税教育の推進・充実に向けた各種施策を実施することを確認。役員改選では、新会長に道中学校長会の鎌田浩志会長を選出した。

　新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、定期総会を中止し、書面での決議を行った。

　前年度事業報告として、副教材の配布や、小・中学校、高校を対象に実施した租税教育に関するアンケートの結果を報告。税に関する授業について、小学校９３・９％、中学校９４・０％、高校８７・３％で実施されたことや、小学校８０・１％、中学校９３・１％で道租推協作成の副教材が活用されたことなどを伝えた。

　今後の租税教室など出前授業の開催については、新型コロナウイルス感染症対応に当たる教育現場の状況を踏まえ、開催時期の変更などに柔軟に対応するとした。

　事業計画では、前年度に引き続き、小学６年生用、中学３年生用副教材の作成・配布、租税教育に関するアンケートを実施することを決定。

　中学生の税についての作文、税に関する高校生の作文、全道中学生の税をテーマとしたポスター、税に関する絵はがきコンクールなど、各種作品の募集について、各学校の協力が得られるよう周知するなど支援していく。

　なお、道租推協が作成した本年度用の小・中学生用副教材は国税庁ホームページに掲載されている。

　新会長に道中の鎌田会長を選出するなど、役員を一新した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝全員新任、敬称略＝

▽会長＝鎌田浩志（道中学校長会長）

▽副会長＝赤間幸人（道教委学校教育監）

▽幹事＝平野正明（道総務部長）、渡邊秀雄（札幌国税局総務部長）

▽事務局長＝小林茂之（札幌国税局国税広報広聴室長）

(関係団体 2020-06-10付)