３定札幌市議会代表質問（令和２年１０月１日）　多様なニーズ対応　可能性を最大限に　コロナ禍における障がいある子の教育

（札幌市 2020-10-02付）

　１日の３定札幌市議会代表質問では、コロナ禍における障がいのある子どもの教育について質疑が行われた。

　札幌市においては、就学前から学校、就労へと一貫して支援するためのツール「サポートファイルさっぽろ」を用いながら、本人の課題をはじめ、長所や目標にも着目し、支援にかかる情報を引き継ぐ取組を進めてきた。

　各学校では、これらの情報をもとに、子ども自身が特性や適性を生かしながら課題の改善に取り組むことができるよう、一人ひとりの教育的ニーズに応じた指導や支援の充実に取り組んでいる。

　長谷川雅英教育長は「先般、国の中央教育審議会において、発達障がいの中に、特定分野に極めて優れた才能をもつ子どもの存在が指摘され、これまで以上に多様性を尊重することが重要」と指摘した。

　今後、国の動向を踏まえ、障がいのある子どもの個別、多様な教育的ニーズへの対応をさらに進めるため、ＩＣＴの効果的な活用や、大学など関係機関と連携を図る必要性を強調。「子どもが自らの可能性を最大限伸ばすことができる教育を推進していく」とした。

　小田昌博議員（自民党）の質問に対する答弁。

(札幌市 2020-10-02付)