札幌市　保育施設説明・面接会　１２月にオンラインで　担い手確保へ初の試み

（札幌市 2020-10-02付）

　札幌市子ども未来局は、保育士の担い手確保に向けた求職者と保育施設との説明・面接会を初めてオンラインで開催する。１２月５日、１３日に実施。市は「新型コロナウイルス感染症対策だけでなく、市外や道外からでもオンラインであれば気軽に参加が可能というメリットがある」と話している。

　説明・面接会は保育施設と求職者のマッチングにつながる機会を提供することで保育人材の確保を支援することが目的。

　保育士の求職者に対する施設説明会は、これまでホテルなどの会場にブースを設けて開催していた。本年度は新型コロナウイルス感染症の影響によって、オンラインによる説明・面接会を初開催。１２月５日は市単独で行い、１３日は市の主催で道労働局やハローワーク、札幌市私立幼稚園連合会などとの共催で行う。

　参加対象施設は、市内および近郊に所在する①認可保育所②認定こども園③地域型保育事業者④企業主導型保育事業所⑤札幌市一時預かり事業を実施する幼稚園―を運営する３０事業所。

　参加事業者は会場に参集し、求職者は自宅などでスマートフォンやパソコンなどの端末を通してオンラインで説明を受ける。

　２部制を予定しており、１部では事業者から求職者への施設の説明会を、２部では事業者と求職者との個人面談などを予定している。

　市は新型コロナウイルス感染症対策として前年度と形式を変えてオンラインで開催することで、Ｕ・Ｉターンによる求職者など市外・道外からも幅広く参加することを可能としている。

(札幌市 2020-10-02付)