文科省　教育活動継続チェックリスト　教室の常時換気など７項目示し感染対策点検要請

（コロナウイルス関連 2021-01-13付）

　文部科学省は、学校教育活動を継続するためのチェックリストを新たに作成し、８日付で各都道府県・指定都市教委教育長などに通知した。各教科等における感染防止の留意事項、教室の常時換気と防寒のための衣服着用など７項目を提示。緊急事態宣言の対象区域を問わず、感染対策を総点検するよう求めた。

　新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言などを踏まえ、文科省は８日付で小・中学校、高校における感染症対応への留意事項について通知を発出。地域の感染レベルに応じた感染症対策が適切に取られているかを衛生管理マニュアルをもとにあらためて点検し、徹底するよう求めた。

　これまでと同様、子どもの学びの保障や心身の影響の観点から地域一斉の臨時休業を避けるべきとした上で、緊急事態宣言の対象区域の高校・特別支援学校においては、設置者の判断で時差登校や分散登校の導入なども検討し、警戒度をより高めるよう求めた。

　学校における感染対策を総点検するため、７項目のチェックリストを作成。登校・出勤前の児童生徒・教職員の健康状態の把握、教室等における常時喚起の励行や防寒のための衣服着用などの柔軟な対応、衛生管理マニュアルを踏まえた感染リスクの高い活動の回避などを示した。

　このほか、緊急事態宣言の対象区域の内外にかかわらず高校入学者選抜は感染防止に万全を期して予定どおり実施すること、地域の感染状況によってさらなる対策を検討するよう求めた。

(コロナウイルス関連 2021-01-13付)