当別町　３年度予算案　学校給食費を公会計化　とうべつ学園　校歌等作成

（市町村 2021-03-01付）

　当別町は２月２４日、令和３年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比２４％増の１５０億７００９万円。うち教育費は１１７・６％増の２９億１８１４万円で、一般会計に占める構成比は１９・４％となっている。

　新規事業では、教育情報システム運用に２４６９万円を計上し、本年度整備した教育系ネットワークシステム・校務系ネットワークシステムを安定的かつ安全に使用できるよう、運用・保守管理を行う。

　学校給食費管理運営に５４３０万円を措置。学校給食費を私会計から公会計化し、給食費の透明化、教職員による事務の負担軽減のほか、給食費収納率の向上によって提供する給食の質を向上させる。

　また、４年度開校予定の一体型義務教育学校とうべつ学園の建設工事費、学校給食管理運営などが増額の主な要因となっている。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▽一体型義務教育学校木質バイオマスボイラ導入（新規）＝１５８５万円

　とうべつ学園に木質チップボイラを導入し、エネルギーの地産地消の推進およびＣＯ２削減を図る。

▽教育情報システム運用（新規）＝２４６９万円

　本年度整備した教育系ネットワークシステム・校務系ネットワークシステムの運用・保守管理を実施する。

▽当別町一体型義務教育学校建設＝２３億６８４７万円

▽小中一貫教育推進＝１１８７万円

　充実した指導体制による児童生徒の学力向上を目指すため、学力向上推進講師（英語２人、算数・数学２人）を各中学校区に配置。小学校高学年の中学校登校、中学校教員による乗り入れ授業のほか、教職員の資質向上を図るために研修を行う。とうべつ学園の４年度開校に向けて、校歌制作やシラバスの作成など、開校準備を進める。

▽コミュニティ・スクール運営＝７２万円

▽保育支援者配置補助（新規）＝２４０万円

　保育士の負担軽減と働きやすい職場環境を整えるため、保育設備や遊具の消毒、給食の配膳・片付け、寝具の用意・片付けなどの保育周辺にかかる業務を行う保育支援者を配置する費用の一部を助成。

▽学校給食費管理運営（新規）＝５４３０万円

　学校給食費を私会計から公会計化し、給食費の透明化、教職員による事務の負担軽減などを図る。

▽読書活動推進事業＝８００万円

(市町村 2021-03-01付)