旭川市教研が総会・研究推進会議　新会長に北島校長（新町小）　学び止めず　１０月に研究大会

（関係団体 2021-04-30付）

旭川市教育研究会・北島新会長

　【旭川発】旭川市教育研究会は２１日、上川教育研究センターで令和３年度総会・研究推進会議を開いた。新型コロナウイルス感染症対策のため開催規模を縮小し、約５０人が出席。研究主題「主体的に学び、心豊かでたくましく生きる児童生徒の育成」のもと、１０月１２日に市内各所で市小中学校教育研究大会を開催することなどを確認した。役員改選では、新会長に新町小学校の北島やよい校長を選任した。

　冒頭、あいさつに立った北島会長代行は、コロナ禍で様々な事業の中止等を余儀なくされた前年度を振り返るとともに、本年度は感染症対策を講じながら、研究大会をはじめとする各種事業を行っていくことを確認。学びを止めることなく「これまでの研究成果を基盤としてさらに教育活動を進めてほしい」と求めた。

　旭川市教委の黒蕨真一教育長が来賓あいさつ。同会が昭和２６年の発足以来、市の教育水準向上に大いに貢献してきたことに敬意を表するとともに、今後も研究主題のもと、新たな時代に対応する質の高い教育研究を進め多くの成果が生まれることを期待した。

　議事では、２年度の事業報告、会計決算報告を承認。３年度の事業計画、会計予算を協議。

　本年度の研究主題は、元年度から設定している「主体的に学び、心豊かでたくましく生きる児童生徒の育成」を継続する。

　事業計画では、感染状況をみながら、１０月１２日に市内各所で市小中学校教育研究大会の開催などを盛り込んだ。また、本年度市内で開催される全道大会として、１０月８日に神楽小学校で第７６回道国語教育研究大会、１０月２８～２９日に光陽中学校で第７３回道書写書道教育研究大会が開かれることなどを確認した。

　役員改選では、新会長に北島校長を選任。北島新会長は「コロナ禍でも様々な形を模索しながら、できることを少しでも進めていきたい」と抱負を述べた。

　本年度役員はつぎのとおり。＝全員新任、敬称略＝

▽会長＝北島やよい（新町小校長）

▽副会長＝片原俊光（東陽中校長）

▽事務局長＝岡栄樹（新町小教頭）

(関係団体 2021-04-30付)