道中 第94回総会・研修会 宗谷大会へ連携強化 一体で感染拡大防止など(関係団体 2021-04-30付)
道中学校長会・三浦会長
道中学校長会(三浦利章会長)は第94回総会・研修会を書面開催した。三浦会長は書面上で、本年度のキャッチフレーズ「叡智を結集し 新時代へ向かう道中」のもと、新型コロナウイルス感染拡大防止の取組、学習指導要領の着実な実施、学校における働き方改革などに一体となって取り組む決意を表明。業務計画では、9月24・25日の第63回研究大会宗谷・稚内大会の開催に向けた連携強化などを申し合わせた。
令和3年度活動の重点では、全日本中学校長会の新教育ビジョン「学校からの教育改革」を踏まえ、「確かな学力」「道徳教育」「キャリア教育」「健康教育・安全教育」「いじめ防止」などの充実を図る教育課程の編成・実施、食育・体験活動やスポーツ教育・芸術教育の推進を挙げ、4年度の第73回全日本中学校長会研究協議会札幌大会の開催に向けて「オール北海道として一体となった活動の推進」を盛り込んだ。
業務計画では、9月24・25日の第63回研究大会宗谷・稚内大会の開催に向け、円滑な実施と研究活動の充実に向けた連携の強化など、今後の方針を決定した。
本年度の役員はつぎのとおり。=全員新任、敬称略=
▽会長=三浦利章(千歳市千歳)
▽副会長=藤田淳(猿払村拓心)、楢山聡(七飯町大沼岳陽)、盛永明寿(浦河町浦河第一)、水野秀哲(釧路町富原)、木村佳子(札幌市中央)
▽事務局長=越田公美(札幌市東月寒)
▽事務局次長=笹川恒春(札幌市北栄)、野﨑均(登別市緑陽)
▽会計理事=村上俊一(小樽市向陽)
▽運営委員=五十嵐邦春(寿都町寿都)、工藤亘(旭川市明星)、玉置英樹(厚沢部町厚沢部)、太田智子(美唄市美唄)、喜多敦(幕別町幕別)、小川厚志(札幌市北野)
【三浦会長あいさつ概要】
前年度は、新型コロナウイルス感染症のまん延によって、臨時休業、行事の変更・中止、学校生活の制限が余儀なくされ、先が見通せない中で、学習内容の確実な履修や行事の再編など各学校の対応が大きな課題となった。
道中学校長会としては、子どもたちの学びを保障することが最重要課題と考え、各地区校長会同士の連携はもとより、関係各機関との連絡・調整を密にしていくことで情報を共有し、課題解決を図った。
新型コロナウイルス感染症については、ワクチン接種が始まったが、いまだ収束の見通しが立たないことから、今後も強力に推進していかなければならない最重要課題であり、ポストコロナ社会の学校教育の創造や、教育課程の再編成からみえた新たな学校像を構築していくことが学校に求められる。これまでの成果と課題を生かした組織的な取組をするとともに、さらに各機関と連携を図っていく必要があると考えている。
道中の組織改革が行われてから5年目を迎える。2年度はコロナ禍ではあったが「叡智を結集し 羽撃く 道中」というキャッチフレーズを掲げ、鎌田前会長の強いリーダーシップのもと様々な困難を一つ一つ克服し、解決しながら終えることができた。
私はこれまでの道中の歴史の中で、先達が脈々と積み上げてきた思いをしっかりとつなぎながら、全道各地区の校長との強い連携と、今まで以上に、「オール北海道」「チーム北海道」として新たな道へ進んでいくよう、強い覚悟をもって活動を推進させていきたいと決意する。
そこで、これら大きな課題を解決するため、本年度のキャッチフレーズ「叡智を結集し 新時代へ向かう道中」を掲げる。道中の今後の道を拓きながら活動を前進させることができるよう、校長の支援、協力をあらためてお願いする。
わが国では、21世紀にふさわしい持続可能な社会を構築するための動きが加速している。その中で、教育界では様々な教育改革が行われ、本年度から全面実施されている学習指導要領では、社会に開かれた教育課程および主体的・対話的で深い学びの実現、カリキュラム・マネジメントの確立などが求められている。
私たち校長はこれら時代の要請にこたえ、学校改革を推進することが重要な使命である。これまでの各地区、各学校での実践の成果を十分踏まえ、地域や保護者と連携・協働しながら、子どもたちに社会を生き抜く力とともに、よりよい社会を形成する力を育む教育を実践しなければならないと考える。
本年度の運営方針および活動の重点は、全日本中学校長会新教育ビジョンの内容を踏まえ、校長としての主体性と指導性をもち、会員相互の連携のもと本道の中学校教育を推進し、道民の負託に応えるべく掲げられている。
特に、①新型コロナウイルス感染拡大防止への取組②学習指導要領の着実な実施③学校における働き方改革への取組④GIGAスクール構想の実現⑤命を大切にする教育に関連する課題―に力点を置き、北海道の中学校長会が一体となって進め、未来につながる北海道教育の実践を積み上げたい。
私たち校長は、学校教育が本道の今後の発展の基盤となるとの認識のもと、その充実、課題解決に向かい、先頭に立って全力で取り組む決意である。本会とつながりが深い、道教委、道小学校長会、そして、道公立学校教頭会には、今後とも本会の発展のために一層の指導、支援をお願いするとともに、これまで築いてきた関係を維持し、本道の教育振興のため、共に手を携えながら諸課題の解決に当たり、良好な関係性をさらに積み重ねていきたい。
皆さんの理解と協力をお願いする。
(関係団体 2021-04-30付)
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