道公立学校事務長会が総会開く 新会長に岩間氏（石狩翔陽） １１月、調査研究推進委協議会

（関係団体 2021-06-24付）

道学校事務長会・会長岩間淳

　道公立学校事務長会は、第４６回総会を書面開催した。令和３年度の事業計画では、学校事務の継続性と効率的事務処理などを図るための道立学校事務改善や、ＩＣＴ等の活用を視野に入れた人材育成にかかる調査研究などに取り組む。役員改選では、新会長に石狩翔陽高校を岩間淳事務長を選任した。

　事務長会は、学校事務・事務長の職務等について、調査・研究を行い、会員の研鑚や情報交換を通じて、学校教育の進展に寄与することを目的に活動を展開。主に、学校の管理運営、事務長の職務・職制など、会員の資質向上などにかかわる調査研究に取り組んでいる。

　本年度の事業計画では、９月９日から２日間、ホテルライフォート札幌で予定していた第３８回道公立学校事務長研究協議会を中止することとした。

　道立学校事務改善に関する調査研究については、事務改善による学校事務の効率化・省力化の推進および課題の改善策について、調査研究を進めることとし、学校事務の継続性と効率的事務処理の観点から、事務長異動時に引き継ぎが必要な事項や財産等学校の情報を一元的に集約する方法の調査に取り組む。

　人材育成にかかる調査研究については、事務長の資質向上および昇任候補者、初任者等効果的な人材育成などにかかる調査研究を推進。３年間実施した事務長の資質向上に関するアンケートの集計結果も踏まえ、引き継ぎ書にもつながる文書管理や保存方法の内容について研究を進める。ＩＣＴ等（スクールネットのキャビネットによる文書配布等）の活用も視野に入れることも盛り込んだ。

　また、１１月１２日に、ホテルライフォート札幌で調査研究推進委員研究協議会を開催するほか、新任事務長等への研修支援などにも取り組む。

　今後、研究活動などについて、現在の新型コロナウイルス感染症対策によって本部研究活動のみならず、各支部の活動についても開催形式や必要性を考慮し、開催の可否について検討していく。

　役員改選では、新会長に石狩翔陽高の岩間事務長を選出した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝岩間淳（石狩翔陽高）―新

▽副会長＝安住順子（札幌西高）、千田弘行（旭川東高）―新、鈴木貴之（札幌手稲高）―新

▽事務局長＝古畑友浩（南幌養護）―新

▽監査＝温泉永一（市立札幌開成中等）、伊藤浩介（北広島高）―新

(関係団体 2021-06-24付)