鷹栖町４年度予算案　適正配置へ委員会新設　ＩＣＴサポートスタッフを配置

（市町村 2022-03-07付）

　【旭川発】鷹栖町は２月２８日、４年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比５・５％増の５８億４４００万円。うち教育費は５・８％減の４億３２８８万円となった。

　新規事業をみると、適正な学校規模・適正配置の検討に向け、委員会を設置。情報端末を活用した授業の展開に向けてＩＣＴサポートスタッフを配置する。

　町のふるさと応援まちづくり基金を活用して小・中学校図書司書や部活動指導員の配置、町産物給食の提供、文化ホール自主事業の開催、小中学生向け芸術体験などを行っていく。

　教育関連の主な事業はつぎのとおり。

▼人間力を高める人づくり

▽適正な学校規模・適正配置の検討＝６３万円

　今後、児童生徒の減少が見込まれることや学校施設の老朽化を課題として、学校の在り方を検討する委員会を設置し、子どもたちのためにより良い環境を整え、充実した学校教育の実現を目指す。

　４年度委員会の設置、諮問・答申。５年度教育環境基本方針作成。

▽小学校図書司書配置、教育備品整備＝１１７４万円

▽北野小職員トイレ・体育館トイレ給水直圧化など＝１２０２万円

▽中学校図書館司書配置、教育用備品整備＝６５３万円

▽外国語指導助手２人招致＝９２９万円

▽感染症予防ためスクールサポートスタッフ配置、大型車両の借り上げ＝４２０万円

▽ＩＣＴサポートスタッフ配置、ネットワーク環境調査＝２４５万円

▽学習支援員、特別支援教育支援員配置＝３７１６万円

▽部活動指導員配置、全道大会への参加経費補助＝２７７万円

▽土曜学習「がんばるど」＝１２万円

▽キャリア教育推進、ＣＳ運営＝５２７万円

▽鷹栖高入学者への準備金＝５２０万円―１人３万円増額

▽鷹栖高入学案内パンフレット作成、資格取得補助＝１１５万円

▽いじめ、不登校などの未然防止、相談体制構築＝９５万円

▽中型スクールバス更新＝２１５１万円

▽ふるさと体験活動＝１４万円

▽家庭教育講演会開催、生活習慣見直し運動推進＝７８万円

▽町産給食の日など＝１２３万円

▽英語検定受検料補助など＝３８万円

▽姉妹都市友好訪問団派遣・受け入れ＝２８５万円

▽小学生国内交流＝８４万円

▼ともに学び地域を育む人づくり

▽社会教育フォーラムの開催＝２６万円

▽はたちのつどい開催支援＝５０万円

▽高校生プロジェクト、わくわくチャレンジ合宿開催＝８０万円

▽移動図書システム整備、図書購入＝１３７７万円

▼あらゆる世代が幸せを追求する人が輝くまち

▽文化・スポーツ大会出場助成＝１００万円

▽通年で運動できる機会創出、大会など開催支援＝１１０万円

▽運動習慣化プログラム＝７２８万円―個別運動プログラム作成、フィットネス教室開催、ウォーキングプログラムの実施など

▽総合型地域スポーツクラブ設立準備＝１１６万円

▽メロディーホール自主文化事業開催＝８２８万円

▽小中学生向け芸術文化体験＝８６万円

▽指定文化財維持管理＝３１万円

▼希望を叶えるあたたかな出産・子育て支援

▽子育て未来会議開催など＝７７万円

　将来を見据えた子育て環境づくりに向けて、町民を中心とした会議を設置し、地域が一体となって子どもに寄り添い子育て世代を支える希望に満ちたまちづくりを目指す。

　４年度会議の設置、諮問・答申。児童福祉施設の将来の在り方や施設における施策について方針を決定。

▽子育て支援センター運営＝６０６万円

▽認定こども園施設型給付費支援＝１億２２１２万円

▽幼稚園型一時預かり＝７８万円

▽子ども子育て支援施設利用料助成＝４７万円

(市町村 2022-03-07付)