道高校長協会第１回支部長研開催　学校経営の知恵を共有　コロナ対応は十分な説明を

（関係団体 2022-04-18付）

林会長代行があいさつ。「協会のためではなく良い学校経営のために」などと述べた

　道高校長協会は１１日、札幌市内のかでる２・７で第１回支部長研究協議会を開いた。開会あいさつに立った林正憲会長代行は、コロナ対応について「従前と変わるときは生徒や職員、家庭にしっかりと理由や内容を説明できることが大切」とし、情報収集や共有の大切さを述べた。また協会運営について「会員同士、学校経営のヒントになるようなことを聞けることが財産であり、互いに知恵を共有していきたい」との考えを示した。

　研究協議会は、同協会の支部長、ブロック長が一堂に会し、情報共有や本年度の事業などについて話し合うもの。

　開会に当たり、林会長代行があいさつ。新型コロナウイルスについて「対応も３年目となるが、まだまだ苦慮することも出てくると思う」「学校の対応も、緊急事態宣言や学級閉鎖などいろいろと変わってきたが、従前と対応が変わるときは、生徒や職員、家庭にしっかりと理由や内容を説明できることが大切」とし、事前の情報提供や情報共有の大切さを述べた。

　また、ＢＹＯＤによる１人１台端末の導入や、観点別評価の指導要録への記載など、４年度に多くのことが始まり、内閣府や経済産業省などでも教育に関する動きがあることを述べ「文科省だけでなく、いろいろな動きを学びながら対応していく必要がある」「高校長協会は協会のための協会ではない。良い学校経営を目指し、そのために活動していきたい」との考えを示した。

　さらに、協会運営について「会員同士、学校経営のヒントになるようなことを聞けるのが財産であり、情報を交換し知恵を共有していきたい」「道教委との連携を一層本物にするため、通知等をよく理解し、意思疎通を図り、提案や提言もしていきたい」などと述べた。

　このあと、各種会議の日程や４年度総会・前期研究協議会の開催要項、当面する諸課題などについて協議した。

　各種会議では、第２回支部長研究協議会を６月９日にホテルライフォート札幌で、第２回理事研究協議会を６月１０日に開催（会場は未定）する予定。

　総会・前期研究協議会は５月１０日にホテルライフォート札幌で開き、４年度の活動方針や事業計画を決定する予定。役員改選も行う。

　当面する諸課題では、新校務支援システムで「クラス別の時間割表がつくれない」「サポートデスクにもなかなか電話がつながらない」などの課題が上がった。また、高校入試の自己推薦について「詳しく内容を知りたい」といった声が上がっていた。

(関係団体 2022-04-18付)