道養護教員会 ４年度事業計画･役員　萬徳会長(市立札幌新川高)を再任

（関係団体 2022-05-23付）

　道養護教員会の４年度事業計画・役員が明らかになった。７月に予定していた第５２回道養護教員研究大会は、新型コロナウイルス感染防止のため研究集録による誌上開催とする。会員限定で特別講演等の動画配信も行う。役員では、萬徳雅美会長（市立札幌新川高校）を再任した。

　同会は、北海道の幼・小・中・高・特別支援・義務教育学校に勤める養護教諭の研究団体。３年度現在で全道１５支部、会員数１２６８人に上る。

　第５２回道養護教員研究大会は、当初７月に札幌市で開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せないことから研究集録による誌上開催に切り替えた。

　研究主題は「２１世紀を担う児童生徒の健やかな心身の発達をめざして～これからの養護教論の職務はいかにあるべきか」。

　日本体育大学体育学部健康学科の野井真吾教授が特別講演「子どものからだと心の現在地から～withコロナ／postコロナ時代の育ちと学びを考える＝」を行うほか、手稲渓仁会病院精神保健科の白坂知彦部長が「ネット・ゲーム依存の現状と関わり方のコツ」、公立学校教員にじーず札幌スタッフの真田陽氏が「多様な性の中にいる子どもたちへの支援のあり方」をテーマに講座を行う。

　また、十勝、後志、オホーツク、宗谷、札幌小中の５支部が「保護者に伝わる伝え方」「内科的救急処置対応」「コロナ禍の保健室経営」「自分の身心の管理ができる児童生徒の育成をめざして」「救急処置への自信」をテーマに研究発表を行う。

　研究集録の発行は１２月上旬。特別講演と講座は冬季休業中に会員限定で動画を配信する予定。

　本年度はこのほか、事務局研修会、支部長研修会、役員研修会などを計画している。

　４年度役員は萬徳会長、堂腰律子事務局長（札幌西高校）を再任。その他の主な役員は全員新任とし、つぎのとおり決定した。

　　　　　　　＝敬称略＝

▽会長＝萬徳雅美（市立札幌新川高）

▽副会長＝鈴木美和（札幌市手稲中）―新、桃井直美（恵庭市恵み野旭小）―新、佐々木舞子（美唄市中央小）―新、遠藤有紀（網走市第四中）―新

▽事務局長＝堂腰律子（札幌西高）

▽会計＝岡田真弓（札幌市菊水小）―新

▽会計監査＝佐藤眞由（せたな町瀬棚中）―新、山本ゆりか（礼文高）―新

(関係団体 2022-05-23付)