北海道生活科研究会　会長　長堀裕信

（教育研究団体に聞く 2023-01-10付）

　新年を迎え、謹んで年頭のごあいさつを申し上げます。日ごろより本研究会に対しまして、温かいご理解とご支援をたまわり、心よりお礼申し上げます。

　本研究会は生活科の誕生に先立つ昭和６３年に発足して以来、常に「自立への基礎を養う」という生活科の原点を大切にした研究を進めてまいりました。早くから「人とのかかわり」を重視し、教師にかかわり方、支援の在り方について研究を進めております。

　昨年は第３２回北海道生活科研究大会を学校会場からホテルライフォート札幌に会場を移して開催いたしました。研究主題「ときめく出会い　ひびきあう活動　かがやく心」のもと、第１１期の３年次として、「確かで豊かに生きる力を育む学びの創造」に迫るため、「コロナ禍でも人とのかかわりを大切にした生活科」を、２年生の町探検でのタブレットを活用した人とのかかわり、子ども自身の取組を視覚的に記録し確認することで学びを深める姿などから新しい支援の在り方を探る取組を映像で提案いたしました。ご参会いただいた皆さまからたくさんのご意見をいただき研究を深めることができました。

　本研究会は、生活科という一つの教科を窓口として研究を進め、他の教科・領域等にも通じる子どもたちの可能性を伸ばし、自ら歩んでいける力を育んでまいりたいと思います。

　今後とも本会へのご指導ご支援をたまわりますようお願い申し上げます。

▼新年の事業計画

▽第３３回北海道生活科研究大会

・期日＝１１月上旬（会場はホテルライフォート札幌を予定）

▼事務局＝札幌市立手稲中央小学校（事務局長・寺田誠治教頭）

(教育研究団体に聞く 2023-01-10付)