北海道特別活動研究会　会長　山下尊子

（教育研究団体に聞く 2023-01-10付）

　謹んで新年のお慶びを申し上げます。平素より本研究会の諸活動に対しまして、温かいご理解とご支援を賜り、深く感謝申し上げます。

　さて、昨年は創立５０周年記念式典と創立５０周年記念札幌大会をオンラインで開催いたしました。札幌大会では、研究主題を「多様な他者と協働し、集団や社会に参画する力を高める特別活動」、大会テーマを「違いを認め合い、よさとして生かし合う子へ～多様な他者と協働するからこそ、よりよい活動を生み出せる～」と設定して、小学校での授業記録をもとにした授業提案、課題別の実践提案と分科会を通して研究を深めました。

　また、発表の間にはＴＯＫＫＡＴＳＵアラカルトと称したミニＣＭを流し、特別活動の意義が伝わる実践を発信しました。昨年に引き続きオンラインでの開催となりましたが、「確かな実践を積み上げる大会」として多くの成果を得ることができました。

　特別活動の実践にあたっては、「自立」と「共生」の二つの軸を設け、「協働できる力の育成」「参画する力の育成」を中心に据えた実証的な研究を推し進めています。

　子どもは仲間から受容・支持される人間関係を築いていく中で、集団における自己の姿を客観的に理解し、自己のよさに自信をもつことができるようになります。よりよい人間関係を築く中で、集団や社会の形成者として自己を生かしながら主体的に活動していく力を高めていくことを大切にしています。

　今後とも、本研究会へのご支援とご協力をお願いいたしますとともに、関係各位のますますのご発展をご祈念申し上げます。

▼新年の事業計画

▽第２０回事業計画検討委員会

・期日＝７月予定

▽第５１回北海道特別活動研究会上川・旭川大会

・期日＝１０月（日程は未定）

▼事務局＝札幌市立本町小学校（事務局長・井田敦校長）

(教育研究団体に聞く 2023-01-10付)