北海道算数数学教育会　会長　佐々祐之

（教育研究団体に聞く 2023-01-11付）

　謹んで新年のお慶びを申し上げます。平素より北海道算数数学教育会（北数教）の教育研究活動にご理解とご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

　北数教では、「未来社会を切り拓く力を育む算数・数学教育の探究～主体的・対話的で深い学びの実践を通して」という研究主題を掲げ、日々の授業実践の中から、児童生徒の豊かな学びを紡ぎだすことを目指して、実践と研究を続けてきています。

　小学校、中学校、高等学校の３部会が連携して教育研究活動を展開している団体は全国でも珍しく、広域性をもつ北海道において、学校段階を超えて算数・数学教育研究に取り組んでいることは、北数教の大きな特徴であると言えます。

　中でも、毎年、北海道各地を会場として開催されている北海道算数数学教育研究大会（全道大会）は、３部会の連携と協力によって実現している貴重な研究発表の場となっています。

　講習会をはじめ、各部会での公開授業や領域別分科会など、北海道で算数数学教育に関わる教師が一堂に会しての全道大会は、日々の実践や研究の成果発表の場であるだけでなく、個々の教師の専門性を高めるよい機会となっています。

　今年は、第７８回の全道大会が、旭川市を会場として開催される予定です。新型コロナウイルス感染症の影響で、ここ２年間はオンラインでの開催となっておりましたが、感染状況も見守りながら、ぜひ対面での全道大会を実現したいと思っております。多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

▼新年の事業計画

▽第７８回北海道算数数学教育研究大会（上川・旭川大会）

・期日＝１０月２６日（木）～２８日（土）

・会場＝旭川市大雪クリスタルホール、旭川市立神楽小学校、神楽中学校、旭川西高校

・内容＝３部会ごとの講習会、公開授業、領域別分科会

▽公式サイト＝「北数教」で検索可能

▼事務局＝札幌月寒高校（事務局長・古屋順一副校長）

(教育研究団体に聞く 2023-01-11付)