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春のアメリカ大学留学フェア　自分の夢かなえるため　中高大生　担当者に相談
（関係団体 2023-04-26付）

　春のアメリカ大学留学フェアが２２、２３日の２日間にわたって開かれた。２日目に北海学園大学豊平キャンパスで行われた対面形式のフェアには、将来留学を考える中高生や大学生らが多数参加。２０を超える大学や留学支援団体のブースを訪れ、自らの夢をかなえるためのより良い留学の在り方について積極的に相談していた。

　フェアは、米国大使館、在札幌米国総領事館、ＥｄｕｃａｔｉｏｎＵＳＡが主催。昨年９月、学校法人北海学園の安酸敏眞理事長が東京で行われたフェアに出席し「ぜひ道内でも開催を」と、在札幌米国総領事館に呼びかけて実現したもの。北海道・東北での開催は初めて。

　初日はオンライン形式で行われ、アメリカ２７州約７０の大学が概要を説明した。

　２日目、北海学園大で開かれたフェアには、中高生や大学生とその保護者、高校教諭ら大勢の人が集まった。

　オープニングでは、在札幌米国総領事館のマーク・ウェベルス首席領事や安酸理事長によるあいさつのあと、高校・大学生時代にアメリカ留学を経験した３人がパネルディスカッション。留学を志したきっかけや、アメリカでの生活、留学先の大学で得た学びの成果などを伝えた。

　ブースエリアでは、アリゾナ州やカリフォルニア州、ワシントン州、ハワイ州などの公立・私立大学２３校がそれぞれの学習環境を説明。集中英語コースの設置や留学生向け奨学金制度の有無、短期留学の受け入れなど、各大学の特色をＰＲした。

　このほか、日本英語検定協会などのテスト団体、笹川平和財団や柳井正財団などの奨学金団体、在札幌米国総領事館などがブースを設け、生徒および学生の留学を支援する制度を紹介した。将来、日本の企業で英語を活用した部署で活躍したい学生や、日本語教員として海外で勤務したい学生らが次々とブースを訪問。担当者が学生らの希望に応じて親身に応対した。

　ウェベルス首席領事は「アメリカには多様な大学がある。自分の才能を発揮するためにも留学にチャレンジして、ベストな自分自身になれるよう頑張ってほしい」と期待。高校教員らに対して、留学を希望する生徒たちの後押しを呼びかけた。

　安酸理事長は「可能性は無限大。留学での経験を糧に一層成長し、日本の将来を担う人材として活躍してくれれば」と話した。