成功に向け道内一丸で　３６年ぶりの全国高校総体　道高体連

（関係団体 2023-05-17付）

高体連・駒井博和会長

　道高校体育連盟（道高体連、駒井博和会長）は１０日、ホテルライフォート札幌で５年度総会を開いた。本年度、道内で３６年ぶりに開かれる全国高校総体の成功に向け、道内一丸で臨むことを確認した。

　駒井会長＝写真＝があいさつ。本年度、道内で開催される全国高校総体に言及し「多くの関係者の協力なしに成功はない」と強調。オール北海道での大会成功を訴えた知事の言葉を挙げ「高校生アスリートにとって良き思い出となる大会はもとより、今後の有意義なスポーツライフにつながるよう期待する」と述べた。

　一方で、指導者による体罰問題が依然として全国的に後を絶たない状況を憂慮し「強豪校で相次ぐ体罰の報道に衝撃を受けた。フェアプレーの精神に相反するものだ」と批判。体罰の根絶に向けて指導者の認識を改める必要性を強く訴え「生徒たちが健全に成長できるよう、前進していきたい」と呼びかけた。

　議事では、本年度事業計画を審議。全道高校体育大会の開催スケジュールおよび当番校や、全国高校総体の競技会場・日程を確認した。指導者養成・選手強化事業について、本年度は体操やバスケットボールなど１１種目が対象となっていることを申し合わせた。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝駒井博和（札幌白石校長）

▽副会長＝町田英謙（札幌東豊校長）、大浦充（恵庭南校長）、壽浅章洋（野幌校長）―新、相沢克明（市立札幌旭丘校長）、高倉利一郎（東海大付属札幌校長）

▽監事＝澤田信夫（札幌東商業校長）、桑島宏明（市立札幌啓北商業校長）―新

▽事務局長＝土居昌彦（札幌白石教諭）

(関係団体 2023-05-17付)