鷹栖町　６年度予算案　全小・中にエアコン　教育費１.５倍の６.６億円

（市町村 2024-03-06付）

　【旭川発】鷹栖町は２月２９日、全会計総額９９億４４９２万円余りの６年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比２１・７％増の７２億６１００万円で、このうち教育費は４８・８％増の６億５８９４万円余り。町内全３小・中学校にエアコンを設置する。

　予算規模は過去最大で、教育費も大幅な伸びを示した。

　小・中学校空調整備には２億４３５８万円を計上。鷹栖小学校に１９台、北野小学校と鷹栖中学校に各２０台を設置して教育環境の向上を図る。

　このほかの新規事業では、小・中学校のデジタル教科書や教育用備品の整備に２５７２万円を計上している。

　谷寿男町長は記者会見で「子育て世代から高齢者まで安心して生活できるまちというのがアピールポイント。“他人事から自分事へ”をテーマに各施策を進めていく」などと述べた。

　主な事業はつぎのとおり。

▽キャリア教育の推進・コミュニティ・スクール運営＝５４３万円

▽土曜学習「がんばるど」実施＝１２万円

▽いじめ・不登校などの未然防止や相談体制の構築＝５３万円

▽ＩＣＴサポートスタッフ配置ほか＝６５万円

▽学習支援員・特別支援教育支援員の配置＝３５０３万円

▽部活動指導員配置ほか＝７５４万円

▽鷹栖高入学者への準備金支給＝５９５万円

▽学校給食センター運営＝６１８０万円

▽校務支援システム更新＝７５７４万円

▽小・中学校デジタル教科書使用ほか（新規）＝２５７２万円

▽北野小の小荷物専用昇降機改修＝４４１万円

▽外国語指導助手２人の招致＝１０９３万円

▽教職員住宅空調整備（新規）＝２８３万円

▽小・中学校空調整備（新規）＝２億４３５８万円

▽町産給食の日など＝１４０万円

▽ふるさと共育など体験活動＝１３万円

▽国際理解教育の推進・英検受検料補助＝３８万円

▽姉妹都市友好訪問団の派遣・受け入れ＝４５１万円

▽長崎県松浦市との交流事業＝１０３万円

▽社会教育セミナー開催＝２８万円

▽高校生プロジェクト・わくわくチャレンジ合宿等の開催＝７６万円

▽図書室運営・読書活動推進計画改定＝１４９１万円

▽運動習慣化プログラム事業＝３１３万円

▽総合型地域スポーツクラブ運営＝１９２万円

▽部活動地域移行体制の構築＝２８６万円

(市町村 2024-03-06付)