網走市教委　全国体力等調査結果　小中男女　全道・全国超　縦割り交流、記録票が奏功

（市町村 2024-03-06付）

網走市内全国体力・運動能力等調査結果（クリックすると拡大表示されます）

　【網走発】網走市教委は、５年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果を公表した。小・中学校の男子・女子共に体力合計点が、全道および全国平均を上回る結果となった。市教委は「縦割りでの交流や、記録カードを活用し自己の成果を記録する取組を導入してきたことなどが結果につながった」と分析している。

　本年度調査は昨年４～７月末までの期間、小学校９校の５年生２３２人（男子１１３人、女子１１９人）、中学校６校の２年生２４３人（男子１３５人、女子１０８人）を対象に実施した。

　実技に関する調査では、体力合計点が小・中学校の男子・女子共に全道・全国平均を上回った。

　種目別にみると８種目中、小学５年男子は、上体起こし、反復横とび、２０㍍シャトルラン、立ち幅とびの４種目で、小学５年女子は、握力、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、２０㍍シャトルラン、立ち幅とび、ソフトボール投げの７種目で、全国平均を超えた。

　中学２年男子は、２０㍍シャトルランと５０㍍走で全国平均を下回ったものの、他の６種目は全国平均を上回った。中学２年女子は、上体起こし、長座体前屈、反復横とび、ハンドボール投げの４種目で全国平均以上となった。

　質問紙調査では、平日の運動時間が小・中男女全てで全国を上回った。一方で、土日の運動時間は小・中男女全てで全国・全道平均を下回っている。

　生活習慣に関しては、１日の睡眠時間が８時間以上の割合は、小学女子と中学男子・女子で全国平均以上。朝食を毎日食べると回答した割合は、小・中男女全てで全国平均を下回る結果となった。

　市教委は、児童生徒の体力向上に向け、１人１台端末や実物投影機などのＩＣＴ機器を活用し、自分の動きを確認する活動を導入していくとともに、友達同士で教え合う活動を取り入れるなどして、授業の充実を図っていく方針。

(市町村 2024-03-06付)