えりも町　６年度予算案　高校避難道路完成へ　電子母子手帳導入など

（市町村 2024-03-13付）

　【苫小牧発】えりも町は４日、６年度予算案を発表した。一般会計は前年度比１・１％増の５２億９０００万円。教育費は１４・１％減の６億９９４２万円。えりも小の給食施設増築や教員住宅建設などが完了したことが減額の要因。

　津波到来時の避難路となる高校通り線道路改良の完成を目指すほか、電子母子手帳の導入、子どもの視力検査を簡単に行うことができる屈折検査機の購入などを行う。

　教育・子ども関連の主な事業はつぎのとおり。

▼新規事業

▽子育て支援システム・屈折検査機導入＝２９１万円―出産や子育て環境の充実を図るため、電子母子手帳（アプリケーションソフト）を導入する。また、子どもの視力検査を簡単に行うことができる屈折検査機を新規購入し、スマートフォンによる視力低下などが懸念される子どもの健康をサポートする

▼継続事業

▽高校通線道路改良＝６５５０万円―福祉避難所に指定されているえりも高への交通網を整備し災害に強いまちづくりを推進する。６年度に舗装・法面改良等を行い全体事業を完了する

▽特別支援学校就学者交通費扶助＝３６万円―週末などに寄宿舎からの帰宅に介護タクシー等を利用した際の費用の一部を扶助する

▽学校給食費補助＝８９９万円―学校給食費の２分の１を補助することで、保護者の負担軽減を図る

▽町立学校昼食支援＝１７万円―学校給食の提供を受けることができない児童・生徒の保護者の負担軽減を図るため、月２５００円相当の応援券を交付する

▽各種検定・模擬試験受験料補助＝５７万円―児童生徒が受験する各種検定・模擬試験の費用の一部を補助し、受験しやすい環境を整えることで、学力の向上を図る

(市町村 2024-03-13付)