オホーツク管内校長会が総会　会長に天野氏　北見美山小　負託に応える学校経営推進

（関係団体 2024-04-19付）

天野新会長

　【網走発】オホーツク管内校長会は１３日、網走セントラルホテルで第５３回総会を開いた。組織の総力を挙げて地域・保護者の負託に応える学校経営を推進していくとの方針のもと、８月に研究大会を開くことなどを盛り込んだ事業計画を決定。役員改選も行い、新会長に北見市立美山小学校の天野昌明校長を選出した。

　開会に当たり、德増秀隆会長は「北海道におけるオホーツク校長会の会員数は札幌に次ぐ第２位、全国においても、北海道の校長数は東京都に次ぐ第２位。オホーツクの動きは、北海道はもとより、全国の教育の流れを変えるだけの力がある」と述べ、校長同士のネットワークを強化し会の運営に努めるよう呼びかけた。

　来賓あいさつに立ったオホーツク教育局の桑原知己局長は「安心して学べる学校づくりを推進するとともに、自己存在感の感受、共感的な人間関係の育成、自己決定の場の提供、安全・安心な風土の醸成に向け、児童生徒それぞれの良さや持ち味を生かしウェルビーイングを実現できる学校づくりを推進するようお願いする」と求めた。

　議事に入り、本年度活動方針、事業計画などを決定。

　「ふるさとオホーツクに誇りと愛着を持ち、共に未来社会の創造に挑戦する児童生徒を育てるため、組織の総力を挙げて“チームオホーツク管内校長会”として各市町村校長会や関係機関等との連携をより一層強化し、管内的な取組を通して課題解決に努め、地域・保護者の負託に応える学校経営を推進していく」などの活動方針のもと「愛情と信頼に基づく、活力ある学校経営の推進に努める」ことなど８点を重点に掲げた。事業計画には、８月に北見市内で教育研究大会を開くことなどを盛り込んだ。

　役員改選では、天野新会長をはじめ、本年度役員を選出。天野新会長は「私たちは、校長としては一人職だが、決して一人ではない。困った時こそ、連携が大切。オホーツクの大地に誇りと愛着を持ち、未来を創造する子どもたちを育むため、校種を越えて全ての会員が連携し、苦楽を共にする家族として“チームオホーツク管内校長会”をより強固なものにしていきたい」と抱負を述べた。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝天野昌明（北見市美山小）―新

▽副会長＝齊當あけみ（遠軽町白滝小）―新、齊藤修（網走市第二中）―新

▽監査委員＝外川範幸（斜里町朝日小）―新、久保大輔（紋別市渚滑中）―新

▽事務局長＝伊井俊明（網走市中央小）―新

▽事務局次長＝河村一恵（網走市白鳥台小）、信田雅守（北見市高栄小）―新、橋本正之（訓子府町訓子府中）、藤田哲也（北見市南中）

▽会計＝尾島康人（北見市光西中）―新

(関係団体 2024-04-19付)