日高地区教頭会が第１回小・中研修会　一層の日高の教育発展へ　本年度研究・研修など説明

（関係団体 2024-05-09付）

日高地区教頭会第１回研修会

　【苫小牧発】日高地区教頭会（永井歩会長）は４月中旬、日高合同庁舎で第１回小・中教頭研修会を開催し、本年度の研究・研修計画について共通理解を図った。開会あいさつに立った永井会長は「様々な機会に意識高揚を図り、より一層の研修の活性化と日高の教育の発展を目指そう」と呼びかけた。

　研修会には会員３７人が参加。冒頭、永井会長は昇任・異動者に対し「今までとの違いに戸惑う日々と思うが、何より大切なのは体調管理。オン・オフをうまく切り替え、業務の効率化を図り十分な休養を取ってほしい」と述べた。

　また「当会の目的の一つは教頭としての職能の向上を図ること。校長は経営、教頭は運営と言われているが、校長のビジョンを形にし、子どもたちが未来に夢を持ち実現するための資質・能力を育めるよう、横の連携を大切にし取り組んでいこう」「もう一つは日高地区の教育の振興。本年度は３回の教頭研修会のほか、道公教第４ブロック研修会の日高開催もある。様々な機会に意識高揚を図り、より一層の研修の活性化と日高の教育の発展を目指そう」などと呼びかけた。

　続いて来賓の伊藤博貴日高教育局次長があいさつ。道教委の働き方改革アクション・プランについて触れ「各学校で新しいアクションプランによって具体的な活動を実践し、それぞれの実情に応じた主体的な取組を」と求めた。

　また「校長の方針のもと、ＩＣＴの推進や保護者・地域との連携など様々な課題を達成できるよう、学校の中核として職員が生き生きと働ける職場づくりを」と期待した。

　このあと、本年度の研究・研修の進め方について説明。「日高の未来を拓く力を育む　活力ある学校づくり～学校課題の解決に向けた教職員の専門性に関する教頭の関与」を研究主題とした第１６次３ヵ年継続研究の２年次目の研究を進めること、本年度は各校で具体的な究明・実践によって焦点化した課題を各町内で実践交流することを全会員で共通理解を図った。

　また、主題に迫る研究の視点は「児童生徒に育成すべき資質・能力を確実に身に付けるための教頭の関与」と「学校教育力向上のための人材育成」の２点とした。

　さらに研究の詳しい内容や日高地区の課題、具体的な取り組み方、１年間の研究・研修のスケジュールなどについて説明した。

(関係団体 2024-05-09付)