道高校長協会各部会が総会等　生徒の成長へ会員一丸　私立部会　駒井部会長再任

（関係団体 2024-05-16付）

私立部会

　私立部会＝写真＝は、本年度の活動方針「北海道を担う人を育む高校教育の創造」「特色ある私学教育の研究と推進」と決めた。役員改選では、駒井健一郎部会長を再任。駒井部会長は、急激に進行する少子化に危機感を示し「生徒の成長をサポートするため、できることはまだまだある」と述べ、会員一丸となって私学の振興に努めることを呼びかけた。

　あいさつに立った駒井部会長は、コロナ禍が収束を迎えた一方で、ＩＣＴ環境整備や空調設備整備などハード面の問題、観点別評価および個別最適な学習への支援、新たなイノベーションへの対応などを挙げながら「私学を取り巻く環境は課題が山積している」と強調。急激に進行する少子化に大きな懸念を示した上で「各校の建学の精神のもと、本道やわが国の未来を背負う生徒たちの成長をサポートするために、私立部会ができることはまだまだある」と訴えた。

　５年度事業報告、会計決算報告を承認したあと、６年度活動方針、事業計画を決定した。

　本年度活動方針は①北海道を担う人を育む高校教育の創造②特色ある私学教育の研究と推進―の２点。確かな学力や豊かな心の育成とともに、私学の長所を生かした教育の創造を目指すことを確認した。

　公益財団法人日本教育公務員弘済会北海道支部の教育研究実践校に、札幌光星高校、小樽双葉高校、旭川志峯高校の３校を推薦することを申し合わせた。

　また、研究協議会の在り方について審議した。本年度は、これまで秋に実施していたものを、総会終了後に開催する方式を試行。今後、望ましい方法を模索するとともに、道私立中学高校協会トップセミナーとの接続または発展的に統合した研修会とすることも視野に協議することを確認した。

　このあと、私立部会研究協議会を開催。三井住友海上火災保険＝ＭＳ＆ＡＤ経営サポートセンターの天川実課長が「職場のコミュニケーション活性化研修～教職員の特性に合わせた指導を行い、目指すべき学校経営を実現するために」をテーマに講話した。

　本年度役員はつぎのとおり。

＝全員校長、敬称略＝

▽部会長＝駒井健一郎（札幌光星）

▽副部会長＝扇柳尚英（函館大付属柏稜）―新、菅野秀樹（旭川志峯）―新、秋山秀司（北海）

▽監事＝石川直美（藤女子）、竹越広志（北海学園札幌）

▽事務局長＝石川和哉（酪農学園大附属とわの森三愛）―新

(関係団体 2024-05-16付)