道社連　６年度総会　委員長に平澤氏　札幌円山小　１０月２５日に全道函館大会

（関係団体 2024-05-16付）

平澤新委員長

　道社会科教育連盟（道社連）は１１日、札幌市立円山小学校で６年度総会を開催した。１０月に第７９回道社会科教育研究大会函館大会を開催することや、１１月に開かれる第５７回全国中学校社会科教育研究大会北海道大会の開催協力などを盛り込んだ事業計画を承認。役員改選では、新委員長に円山小の平澤淳志校長を選出した。

　開会あいさつに立った千葉一博委員長は、新たな研究主題のもとで開催した前年度の研究大会札幌大会について「“子どもが社会に参画する姿”を授業レベルで考え、提案したが、取り組んでみてあらためてその難しさを感じた」と振り返った。

　「だからこそ、この研究主題を全道で継続して研究していく価値を共通認識することができた。前年度と同様、各地区でしっかりと解釈し、研究を深める１年にしたい」と述べた。

　議事に移り、５年度事業・決算報告を行ったあと、６年度事業計画案などについて審議。

　第７９回道社会科教育研究大会函館大会は、１０月２５日、函館市立桔梗小学校を配信メイン会場にオンライン開催とすることを示した。

　また、河原秀樹研究部長が３ヵ年研究主題「社会とつながり、価値を創造する北国の子の育成」の２年次目の研究計画について説明。

　初年度の成果と課題を踏まえ、重点に①子どもの思考プロセスを大切にした単元デザイン②手だて＝「社会参画につながる新たな価値を創造する１時間」に向かうための新たな問い（問題意識）の醸成③学習したことをもとに「選択・判断」「議論する」「構想する」―の３点を掲げた。

　役員改選では、新委員長に円山小の平澤校長を選出。平澤新委員長は「道社連の強みである各地区のネットワークを生かし、それぞれの実践や取組を学び合い、検証を深めることで、これからも社会科教育の継続・発展という役割を担っていきたい」と抱負を述べた。

　６年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽委員長＝平澤淳志（札幌市円山小校長）―新

▽副委員長＝青山天生（旭川市近文小校長）―新、大西展史（白糠町庶路学園校長）、近江辰仁（函館市桔梗小校長）―新、葛西統実（積丹町日司小校長）―新、蟹谷正宏（愛別町教委）、橋本隆（札幌市川北小校長）、千葉敏雄（札幌市新琴似中校長）、石川篤司（札幌市二条小校長）―新、太田和幸（札幌市月寒中校長）―新

▽会計＝大畑秀樹（札幌市中沼小校長）

▽監査＝塚田崇（羽幌町天売小中校長）、丹野聡（中標津町丸山小校長）

▽事務局長＝石川円（札幌市発寒南小校長）

(関係団体 2024-05-16付)