ＯＢ会が設立記念式典を挙行　へき・複連支え３０年　今後も活動の継続・発展を

（関係団体 2024-05-17付）

道へき複連ＯＢ会設立３０周年式典

　道へき地・複式教育研究連盟ＯＢ会の設立３０周年記念式典が１１日、アパホテル札幌大通駅前南で開かれ＝写真＝、会員および来賓ら１８人が３０年の節目を祝うとともに活動の継続・発展に向け決意を新たにした。あいさつしたＯＢ会の古田統会長は「道へき・複連の活動を支えるＯＢ会として引き続き役割を担っていきたい」と述べた。

　ＯＢ会は、平成６年８月２７日の設立総会を経てスタート。活動計画として①北海道へき地・複式教育研究連盟への直接・間接的な支援、助言等の活動②「ＯＢ会」の開催および会員相互の研修活動③会員相互の親睦に関する活動④その他必要な活動―の４点を設定し会の運営を進めていくこととした。

　また、結成には、同連盟役員が中心となって準備を進めてきたことからＯＢと現職とで組織を構成し、交流し合うという「変則的な会」としてこれまで継続してきた。

　記念式典では、黙とう、開式の辞、国歌および「太陽となろう」の斉唱に続いて古田会長があいさつ。「３０年の長い期間を支え、発展させてきた諸先輩に敬意を表したい」とした上で、自ら関わりのあった先輩との思い出を紹介。「ＯＢ会の会長として、これからも活動を継続、発展させていきたい。皆さまの力添えをいただきたい」と述べ、「特に道へき・複連の活動を支えるＯＢ会として引き続き役割を担っていきたい」と決意を示した。

　また、来賓として出席した道教育大学副学長でへき地・小規模校教育研究センター長の玉井康之教授は、日本のへき地教育が世界でも注目を集めていることを紹介し「北海道が全国へき地教育研究連盟の発祥の地でもあると伺っているが、先人の方々の長い間の努力が評価されるようになってきた」と述べ、謝意を表した。

　このあと第５代会長の阿部政範顧問と第６代会長の河田茂顧問に古田会長が感謝状を贈呈。対して阿部顧問は、今後も活動に参加し会の発展に寄与していきたいとの思いを語った。

　式典のあとは、道教育大へき地・小規模校教育研究センター副センター長の川前あゆみ教授が「へき地・小規模校教育の現状と展望」をテーマに記念講演を行った。

(関係団体 2024-05-17付)