北師同窓会６年度定時総会　会員増へＨＰを一新　情報誌「純剛」２回発行

（関係団体 2024-05-24付）

　北師同窓会（塚野昭臣会長）は１９日、ホテルポールスター札幌で６年度定時総会を開催した。教育文化情報「純剛」の２回発行や、会員増加や各地区の交流活性化に向けたホームページリニューアルなどを盛り込んだ本年度事業計画などを決定した。

　塚野会長はあいさつで、同窓会の役割の一つに「後輩の育成」を挙げた。新入学生が一堂に会して行われた道教育大学札幌校の本年度入学式や、講義棟のリニューアル改修完了を報告するとともに、教員採用試験の模擬面接指導などに引き続き協力する考えを示し「今後も大学との連携を図りつつ、後輩を支援していきたい」と述べた。

　来賓あいさつに立った道教育大の田口哲学長は、学生定員に対する教員就職率が６６・３％だったことに危機感を示し「教員志望者増のため、教職に対する学生の意欲と自信を高めることが必要だ」と強調した。

　５年度から札幌、旭川、釧路の３校で実践と理論を往還させるスパイラル型カリキュラムを導入したことや、大学教員育成に向けて大阪教育大学と福岡教育大学と共同学校教育学専攻の設置を国に申請したことを挙げ「本道、札幌市の教育を支える教員を養成するため全力を尽くしたい」と述べ、同窓会のさらなる協力を求めた。

　議事では、５年度事業報告、決算・監査報告を承認したあと、６年度活動方針案、事業計画案を審議した。

　事業計画では①研修事業の実施②教育文化情報・研修資料集の発行③大学への支援・教育文化普及活動の推進④関係機関・団体との連携⑤研究助成⑥北師会館の運営―など９項目を決定。教育文化情報「純剛」１５６号、１５７号の発行や、必要に応じた地区代表者間のオンライン会議等を活用した交流などを盛り込んだ。

　会員増や各地区の交流活性化を図るため、ホームページのリニューアルに取り組むことを決めた。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝塚野昭臣

▽副会長＝引地秀美、渡辺琢史（小樽市塩谷小校長）―新、髙橋慎治（苫小牧市日新小校長）―新、長谷川郁夫（釧路市共栄小校長）―新、工藤臣（小平町小平中教頭）―新

▽専務理事＝堀口基一（札幌市新光小校長）

▽北師会館長＝小西俊之

(関係団体 2024-05-24付)