旭川市小中教頭会　定例研修会　８月に合同研修会開催　いじめ防止対策の理解促進

（関係団体 2024-05-23付）

旭川市小中教頭会、第１回定例研修会

　【旭川発】旭川市小中学校教頭会は５月上旬、市内の上川教育研修センターで第１回定例研修会を開催した。８月に市内で管内教頭会・市小中教頭会の合同研修会を行うことや、９月に函館市で道公立学校教頭会研究大会渡島大会が開かれることを確認。このほか、市教委学校教育部の工藤秀敏主幹が市のいじめ防止対策の推進に関して説明し、いじめ対策への理解を深めた。

　冒頭、佐藤孝俊会長は今までの知識や経験だけでは将来を見通すことが難しい時代になりつつあることに触れた上で「新しい時代に必要となる資質・能力の向上やいじめ・不登校対策の充実に向け、組織的で継続的な研修と的確で迅速な情報交流を通して、教頭の職能向上を図って」と呼びかけた。

　議事では、各部の事業計画を協議。８月９日に管内教頭会・市小中教頭会合同研修会を行うことなどを確認した。

　最後に、市教委の工藤主幹が「市のいじめ防止対策の推進について」と題して講演。４年度以降、いじめの認知件数が増加している結果から“いじめ見逃しゼロ”の意識が高まっている現状に触れた上で「本年度のいじめ防止対策の取組としては、旭川市いじめ防止対策推進条例で示した、いじめ定義の３要素に基づいて積極的かつ幅広い認知の徹底をする」など、いじめ防止に向けた取組を紹介した。

(関係団体 2024-05-23付)