道生総連６年度総会　委員長に札幌南月寒小・加藤氏　情報・研究部を札生総連と一元化

（関係団体 2024-05-23付）

加藤秀樹委員長

　道生活科・総合的な学習教育連盟（道生総連）は１７日、道教育大学札幌駅前サテライトを主会場に、６年度全道総会をオンラインで開催した。情報部、研究部を札幌市生活科・総合的な学習教育連盟と一元化する組織再編を決定。７月に第３２回全道夏季研修会、１０月に第３３回道生活科・総合的な学習教育研究大会旭川大会を開催することを確認した。役員改選で新委員長に札幌市立南月寒小学校の加藤秀樹校長を選出。加藤新委員長は「これまで築いた連盟のネットワークを生かし、人のつながりを大切にしていきたい」と述べた。

　熊谷雅史委員長があいさつ。ポストコロナ時代を迎え「リスタート」と位置付けた前年度を振り返り、第３２回研究大会札幌大会などを通して「全道の絆を深めることができた」と述べた。

　その上で、情報部と研究部の組織を札幌市連盟との一元化を図る組織再編案、函館・渡島・檜山の道南地区における再編統合の検討状況に言及し「学び続けるためには、状況に応じて変わり続ける必要がある」とし、研究活動のさらなる活性化を期待した。

　議事では、５年度活動報告等を承認したあと、６年度活動計画案を審議した。

　本年度の重点「全道のつながりを深める～研究の深化＋組織強化へ」のもと、７月２７日に士別市民文化センターで第３２回全道夏季研修会、１０月１１日から２日間にわたって旭川市立高台小学校で第３３回研究大会旭川大会を開催するとした。また情報部と研究部の組織を札幌市連盟との一元化を図る組織再編案を承認した。

　本年度の研究主題を確認。「自ら学びの世界を拡げよりよい自分を創る子ども」のもと、子どもの資質・能力を高める①深い学びの在り方②見取りや評価の在り方―の２点を研究の重点に据えた研究を進めることを確認。１１年度に予定されている日本生活科・総合的学習教育学会全国大会に向けて、オール北海道で実践を進めるとした。

　役員改選では、新委員長に加藤校長を選出。「子ども中心」「体験と表現の一体化」「自分づくり」を大切にした実践を協働的に学ぶため「これまで築いた連盟のネットワークを生かし、人のつながりを大切にしていきたい」と述べた。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽委員長＝加藤秀樹（札幌市南月寒小校長）―新

▽副委員長＝澁谷一典（道教育大教職大学院教授）、各地区会長・委員長

▽監査＝川見明子（札幌市西岡北小校長）

▽理事＝永根祥一（札幌市厚別北小校長）、笹山雅司（札幌市教育支援センター白石）―新

▽事務局長＝丹羽洋彦（札幌市緑丘小教頭）　

(関係団体 2024-05-23付)