釧路教育振興会が６年度総会　解散 ５０年の歴史に幕　次世代へ営みを引き継ぎ

（関係団体 2024-05-23付）

釧路教育振興会解散総会

　【釧路発】釧路教育振興会（桐木茂雄会長）は１８日、釧路町公民館で６年度総会を開催し、会の解散を決めた。会員約６０人が出席。教育の正常化を目的に発足して以来、５０年にわたる活動を振り返り、発展的に解散し、教育振興の営みを次世代へ引き継いでいくことを申し合わせた。

　釧路教育振興会は釧路管内の教育関係者らによる研修を重ねる一方、親睦を深めながら公正な教育世論の喚起、教育条件の向上に力を入れてきた。

　総会であいさつに立った桐木会長は「今、大きな節目を迎えている」と、目まぐるしく動く世界情勢等に触れながら「新しい時代、新しい教育の中、人づくりまちづくりに対する皆さん方の役割は大きい。将来の地域、日本を支える子どもたちに夢を見させられる社会になるようまい進していきたい」とし、発展的解散について理解を求めた。

　議事に移り、村瀬清史事務局長が解散に至る経緯等を説明。出席者は満場一致で解散を承認した。

　閉会に当たり渥美清孝理事は「価値ある教育振興の営みを継続し、次世代へと引き継いでいこう」と呼びかけた。

(関係団体 2024-05-23付)