札幌市　全国体力等調査結果　小中男子で前年度超　体力合計点　中学女子も

（札幌市 2024-12-24付）

６年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果　札幌市における実技に関する調査（クリックすると拡大表示されます）

　スポーツ庁が公表した６年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果によると、札幌市では小５男子、中２男子、中２女子で前年度の体力合計点を上回った。種目別にみると、小学校男子が５種目、女子が４種目、中学校男子が８種目、女子が６種目で全国平均との差が縮まった。

　調査は市立小学校１９７校の５年生１４３２７人、市立中学校９９校の２年生１２５５６人が対象。

　５年度と比較すると、体力合計点は小５男子が０・１９ポイント増の５１・５１点、小５女子が０・３８ポイント減の５１・８８点、中２男子が１・４ポイント増の３９・６３点、中２女子が０・７７ポイント増の４２・２９点だった。

　種目別にみると、小５男子が長座体前屈、立ち幅跳びを除く６種目、小５女子が長座体前屈、反復横跳び、２０㍍シャトルラン、５０㍍走の４種目、中２男子が持久走を除く８種目、中２女子が長座体前屈と２０㍍シャトルランを除く６種目で前年度の数値を上回った。

　全国平均を超えたのは、小５男女の握力と小５男子のソフトボール投げの３種目。

　児童生徒質問紙調査では「保健体育の授業が楽しい」と回答した児童生徒の割合は小５男子が７６・２％、女子が５９・０％。中２男子が５８・９％、女子が３８・３％で、小５男子が１・２ポイント、中２男子が２ポイント全国平均を上回った。

　一方、平日に５時間以上スマートフォン、パソコンを視聴する割合は小・中学校男女共に全国平均より高く、小５男子が２２・８％、小５女子が１７・３％。中２男子が１８・９％、女子が１８・３％と、全校種で学校外におけるスクリーンタイムの多さが懸念されている。

(札幌市 2024-12-24付)