札教組 第9回定期大会 学び保障する学校実現へ 教育予算拡充など8方針決議(関係団体 2025-02-26付)
札教組・鈴木委員長
札幌市教職員組合(札教組、鈴木誠幸執行委員長)は21日、ホテルライフォート札幌で第9回定期大会を挙行した。2024年度運動の総括や、25年度運動方針などを承認。自律的・民主的職場づくりや、教育予算拡充を求める取組などを決めた。執行体制では、鈴木執行委員長の留任を決めた。
鈴木執行委員長はあいさつで、学校現場における働き方改革の議論が加速する一方で「長時間労働是正に向けた業務削減、定数改善には至っていない」と指摘。過日、閣議決定された給特法改正案に言及し「私たちは、賃金増額よりも定数改善や少人数学級の早期実現を求めている」とあらためて強調した。
子どもたちのいじめ増加や自死が増える中、学校にゆとりがなく、教職員が子どもと接する時間が確保できない状況を示し「手当の新設や新たな職を設けても解決しないことは明白だ」と語気を強めた。教職員が実感できる働き方改革の実現に向けて「今こそ国や市レベルの交渉を進め、子どもたちの学びの保障に資する学校の実現を目指そう」と訴えた。
議事では、24年度運動の総括、25年度運動方針案などを審議した。
25年度運動方針については、不滅のスローガン「教え子を再び戦場に送らない」のもと①平和と教育を守り民主教育を創造する②官制研修等に対する取組③自律的・民主的職場づくりの取組④組織を強化し拡大する取組⑤生活を守り、教育予算拡充を求める取組⑥いのちとくらしを守る取組⑦諸権利定着・拡大の取組⑧平和と民主主義を守る取組―の8点を掲げた。
このほか、組織機構検討委員会による答申報告、大会宣言を決議した。
役員改選では、鈴木執行委員長の留任とともに、井村正之氏の新書記長就任を承認した。
25年本部執行体制はつぎのとおり。=敬称略=
▽執行委員長=鈴木誠幸
▽執行副委員長=東藤正明、井上晴文―新
▽書記長=井村正之―新
▽書記次長=常富雅人、大谷大輔―新
(関係団体 2025-02-26付)
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