【平成２８年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道高等学校教育研究会　佐々木高至会長

（関係団体 2016-01-05付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。日ごろより本研究会の活動に対しまして、温かいご理解とご支援を賜り、深く感謝申し上げます。

　北海道高等学校教育研究会（略称「高教研」）は、高校の先生や教育委員会の職員を中心に、昭和三十八年に設立された教育団体であり、二千名を超す会員で構成され、全国に類を見ない教科の垣根を越えた、教員相互の研究会として注目を浴びています。

　ことしは、五十三回大会として、一月七日、現在脚光を浴びている、主体的・協働的な学び（アクティブ・ラーニング）について、第一人者である、京都大学高等教育研究開発推進センター教授の溝上慎一氏をお招きして、全体講演会をニトリ文化ホールで開催いたします。また、二日目の八日には十四の会場に分かれて、各教科部会が開催されます。この、教科部会においては、最新の研究や情報が得られる講演ならびに全道各地の実践例を中心とした提言や研究発表が展開されます。

　本会は、北海道教育の発展という使命を担い、「未来を担う心豊かな生徒の育成」を目指して研究を進め、全道から集まる志をもった教職員の「研鑚」・「修養」に寄与しているところです。会員の多くは、その成果をそれぞれの学校に持ち帰り、さらに進化させ、教育実践につなげています。

　このような活動を通して身に付けた指導力による教育実践が全道各地で展開され、そこで学ぶ高校生が、健やかに、社会で生き抜く力を身に付け、力強く巣立っていく事が、「高教研」に携わる者たちの大きな願いであります。このような本会に対しまして、今後とも変わらぬご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。

(関係団体 2016-01-05付)