【平成２８年を迎えて　教育研究団体に聞く】北海道へき地・複式教育研究連盟　田中和敏委員長

（関係団体 2016-01-06付）

　謹んで新春のお慶びを申し上げます。日ごろより本連盟の事業推進に対しまして、ご理解とご協力、そして多大なご支援を賜り、心より感謝申し上げます。

　本連盟は、昭和二十七年に全道単級複式教育研究連盟として発足以来、へき地・小規模・複式形態の三特性を生かした地域に根ざす教育の探求とへき地校の教育条件整備を進め、本年で六十四年目を迎えることになりました。

　本連盟の研究は、実践的研究を基盤として、長期・課題別・共同研究を柱とした研究方式をとり、昨年は宗谷管内一市六町一村九会場において、第六十四回全道へき地複式教育研究大会宗谷大会を、全道各地より六百名を超える参加者を得て開催し、多くの成果をあげることができました。

　第九次長期五ヵ年研究推進計画の三年次目の本年は、その成果と課題を基に、これまで積み上げてきた研究の成果を基盤とした〝三特性を最大限に生かした少人数ならではの良さが生きる指導方法や指導体制の工夫改善〟について実践研究・検証に取り組み、平成二十九年度からの実践検証・整理に繋げる重要な年となります。そのために、『伝統に息づくロマン溢れる渡島の大地から　未来を創る子らに確かな学びと豊かな心を！』を大会スローガンに、第六十五回全道へき地複式教育研究大会を渡島管内一市五町九分科会場で開催し、実践研究・検証に連盟として組織をあげて取り組んでまいります。

　本年も、本連盟への変わらぬご指導、ご支援をお願い申し上げ、新年のごあいさつといたします。

▼新年の事業計画

▽第65回全道へき地複式教育研究大会渡島大会

・期日＝９月29日（木）～30日（金）

▽第66回全道へき地複式教育研究大会釧路プレ大会

・期日＝９月23日（金）

▼事務局＝むかわ町立仁和小学校（事務局長―柿崎秀顕校長）

(関係団体 2016-01-06付)