和寒町２８年度予算案　小学生フッ化物洗口をスタート

（市町村 2016-02-26付）

　【旭川発】和寒町は二十三日、二十八年度予算案を発表した。一般会計総額は、前年度当初比五・六％増の四十四億九千五百万円。うち、教育費は、二七・七％減の二億九千五百十六万円で、構成比は六・六％となった。図書館や地域体育館の施設整備が終了したことが減額の要因となっている。

　新規事業をみると、ハード事業では、スポーツ施設改修整備に一千六百九十一万円を計上した。ソフト事業では、奨学資金事業に二十万円、札幌自由が丘学園三和高校の支援に十万円を配分。九万円を充て、小学生を対象としたフッ化物洗口をスタートさせる。

　主な教育関連事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▽「学ぶ力」を育む推進＝一三〇―教育事情先進地視察（石川県）、授業力向上研修、教育講演会の実施

▽国際理解教育＝三五〇―小・中学校英語指導、ジュニアイングリッシュ講座、保育所英語教室実施

▽高校生徒通学費等支援＝五四〇

▽スクールバス運行＝二、四九四

▽小中学校連携教育推進＝四二

▽各種大会等出場補助＝二五〇

▽教育アドバイザー設置＝三五五―一人配置（小学校全学年算数ＴＴ、放課後ステップアップ教室等）

▽奨学資金事業（新規）＝二〇―貸付を受けたものが学校卒業後の償還期限内において町内に移住した場合、貸付の返還金を一部減免する。町内に常勤する医師については全額減免する

▽札幌自由が丘学園三和高支援（新規）＝一〇―高校と地域が連携して行う教育活動を支援する

▽特別支援教育推進事業＝四二二―支援員三人配置

▽教材備品整備＝二八七

▽情報機器更新＝四八三

▽教育学習環境整備（新規）＝三三〇―教員住宅改修、中学校グラウンド用時計整備

▽小学生フッ化物洗口（新規）＝九

▽未来を拓く人づくり推進事業＝四八〇―児童生徒の国内研修や国際交流参加を補助

▽恵み野ホール活用＝四〇二

▽スポーツ施設改修整備（新規）＝一、六九一―総合体育館等非常誘導灯取替、東山スキー場第一リフト改修、スキー少年団ロッジ改修等

(市町村 2016-02-26付)