別海町が教育大綱策定　生き抜く力高めるために　学校教育など基本施策５項目

（市町村 2016-03-01付）

　【根室発】別海町は、教育の大綱を策定した。二月中旬に開かれた第二回総合教育会議で決定したもの。「夢と希望にあふれ　輝きに満ちた　ふるさとを切り拓く町民を育む」を基本理念に、町独自事業「生き抜く力アッププロジェクト」の推進や中央公民館の建替などの施策を掲げている。

　基本理念は、「夢と希望にあふれ　輝きに満ちた　ふるさとを切り拓く町民を育む」、基本目標は「人を育てる学びのまち～人を育み文化を創る心豊かなまちづくり」とし、学校教育や社会教育等で五つの基本的施策を掲げている。

　このうち学校教育の充実については、町独自事業「生き抜く力アッププロジェクト」の推進や、別海型コミュニティースクールの導入、別海高校への教育支援などといった事業を盛り込んだ。また、適正配置計画に基づく学校施設や設備の計画的な整備も進めていく。

　社会教育の推進については、中央公民館（仮称・生涯学習センター）の建て替えを検討していくほか、乳幼児母親家庭教育学級の開催、図書館資料の整備などの事業を展開していくとした。

　このほか、青少年の健全育成、地域文化の振興、スポーツの振興といった項目も設け、主要施策や事業を掲載している。

　計画は三十年度までの四年間。町では、第六次総合計画との整合性を図り、総合計画の改定や社会情勢の変化に合わせて、適宜、見直しを進めていく考え。

(市町村 2016-03-01付)