非行防止等へ意見交換　関係機関・団体との懇談会―札幌市教委

（市町村 2016-03-07付）

　札幌市教委は二月二十六日、市教委会議室で二十七年度「児童生徒の非行防止等にかかわる関係機関・団体との懇談会」を開催した。道警や札幌市ＰＴＡ協議会など関係機関・団体の関係者が出席。児童生徒の非行防止・対応に向け、それぞれの立場から意見を交換した。

　暴力行為や家出、不登校やいじめなど少年非行について今後とも適切な指導と対応が求められている中で、関係機関・団体との連携を深めるとともに、広く意見を得て今後の対策に役立てることが目的。道警や札幌市ＰＴＡ協議会、札幌市小学校長会や札幌市子ども未来局などの関係者が参加した。

　冒頭、松田昌樹児童生徒担当部長があいさつ。少年非行について早期発見が難しいネット上のいじめや、友人等の画像が拡散しトラブルに発展するなど最近の事案にふれ、「対応は学校だけではなく、関係機関や団体との連携が必要不可欠」と述べた。

　今後の対応に向け、「それぞれの立場で子どもたちの実情等を交流し、きたんのない意見をお願いしたい」と呼びかけた。

　続いて、近年の少年非行の傾向と課題、背景などについて市教委や関係機関・団体がそれぞれの立場から情報提供。児童生徒の非行防止・対応に向けて意見を交換した。

(市町村 2016-03-07付)