札幌市教委オリンピック・パラリンピック教育推進事業　モデル校を３０校指定　大会参加選手招いた授業など

（市町村 2016-03-24付）

　札幌市教委は、オリンピック・パラリンピック教育推進事業について、二十八年度はモデル校を三十校指定し、事業を進めていく。全校種で参加校を募集し、一学期中にモデル校を決定する予定。大会に参加した選手を招いた授業など知・徳・体をバランスよく育むための取組を進めていく。

　同事業は、「スポーツを通じて心身を鍛え、人種・民族、国の違いを超えて友好を深め、平和な世界を築く」というオリンピズムの理念を踏まえ、スポーツを通じて子どもの知・徳・体をバランスよく育むための取組を推進するもの。

　市教委は市内全校に取組を広げていく考えで、二十八年度はモデル校を三十校指定。大会に参加した選手を招いた授業やスポーツ関連施設等を利用した体験的な学習を導入するほか、研究開発事業である「ふるさと札幌の学びの構築」で作成した学習教材や指導方法も取り入れていく。

　また、冬季札幌五輪を題材に取り入れ、ふるさと札幌の良さを再認識する学習に関する指導資料を作成するほか、国が制作を進めている五輪関連映像教材を活用するなどし、教育の充実を図っていく。

(市町村 2016-03-24付)