占冠村教委の教育行政執行方針―藤本教育長説明 9年間見通した教育を 小・中連携し英語力向上へ研究(市町村 2016-03-24付)
占冠村教委・藤本武教育長
【旭川発】占冠村教委の藤本武教育長=写真=は、十日開会の村議会第一回定例会で二十八年度教育行政執行方針を説明した。義務教育九年間を見通した村独自の系統的・継続的な特色ある教育活動を推進し、確かな学力を育成。また、児童生徒の英語力向上のため、小学校と中学校が連携した調査研究授業などを実施し、英語教育の充実を図ることなどを表明した。
執行方針の学校教育における概要はつぎのとおり。
▼確かな学力の育成
子どもたちが主体的に学習に取り組む態度を養い、基礎的・基本的な知識・技能を習得するとともに、思考力、判断力、表現力などをバランス良く育成するため、義務教育九年間を見通した、本村独自の系統的・継続的な特色ある教育活動の推進に努める。
また、家庭と連携しながら基本的な生活習慣や学習習慣の確立に努めるとともに、特別な教育的支援を必要とする子どもたち一人ひとりの教育的ニーズを把握し、個に応じた就学相談体制や指導の充実に努める。
グローバル化が加速する社会で主体的に行動できる人材を育成するため、引き続き外国語指導助手の派遣事業、アスペン短期交換留学事業を推進するとともに、児童生徒が英語を用いたコミュニケーションを図る力を育成するため、中学校と連携した英語に関する調査研究授業などを実施し、英語教育の充実を図る。
▼豊かな心の育成
ボランティア体験や福祉体験など通して、子どもたちの他者を思いやる気持ちや自尊感情を育むことで、自己の成長を促す。また、学校教育活動全体を通じて道徳教育の充実を図る。
いじめ問題については、どの子、どの学校にも起こりうる問題として切実に受け止め、各学校において、いじめ問題の早期発見、早期対応に努め、問題の悪化を防ぎ解決につなげる取組を推進する。
▼健やかな体の育成
体力テストを小・中学校全学年、全学級で実施し、結果をもとに指導内容・方法の工夫改善に努めるとともに、一校一取組運動の充実に努め、家庭と連携して児童生徒の基本的な生活習慣の定着を図る。
▼地域とともに歩む学校づくりの推進
子どもたちの教育活動や学校運営に関する情報を家庭や地域に公表するとともに、保護者や地域住民の理解と参画を得ながら、学校・家庭・地域の連携のもと、開かれた魅力ある学校づくりに努める。
(市町村 2016-03-24付)
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