芽室町が２９年度予算案発表　教育振興基本計画を策定　３・４年生の３５人学級を実現する
（市町村 2017-02-27付）

　【帯広発】芽室町は二十二日、二十九年度予算案を発表した。一般会計予算総額は前年度当初比〇・三％増の百十六億九千万円を計上。うち、教育費は三八・八％増の十八億五千二百万円となっている。

　大幅な増額は、芽室中学校の体育館改修工事に三億一千四百万円を充てたほか、私立幼稚園運営支援事業に二億九千万円を措置したことが主な要因。

　新規事業をみると、二十九年～三十年度の二年間で教育振興基本計画や、生涯学習推進中期計画を策定する。

　また、教育活動指導助手を一人増員して九人体制とし、特別支援教育の推進を図るとともに、町内小学校の三・四年生の三十五人以下学級を実現する（一・二年生は十七年度に町内全小学校で実施済み）。

教育に関する主な事業はつぎのとおり（金額単位・万円）。

▼誰もが健やかに生き生きと暮らせるまちづくり

▽乳幼児・児童予防接種＝三、五六〇

▽発達支援システム推進―六七

▽乳幼児等医療費給付＝五、〇五五

▽認可保育所運営＝四五、四三〇

▽農村地域保育所運営＝五、八二一

▽農村地域保育所建設（新規）＝五四、七六九

▽私立幼稚園運営支援＝二九、〇一二―三十年度から認定こども園（幼稚園型）を開設する芽室幼稚園の園舎建替えに要する経費の一部を補助し、保育定員の確保を目指す

▽子どもセンター運営＝六、一七四

▼豊かな自然を生かした活力ある農業まちづくり

▽農業担い手育成支援＝八三五

▽めむろ農業小学校運営＝八六

▼個性的で心豊かな人と文化を育む

▽教育振興基本計画策定（新規）＝二二―町の教育振興基本計画を第五期町総合計画に合わせて二十九年～三十年度の二年間で策定する

▽児童生徒支援＝六、八四三―①スクールアドバイザーによる児童生徒の問題行動等の未然防止および臨時指導員による不登校児童生徒に対する学校応用指導の支援を学校と連携して行う②小学校の外国語活動などの体制整備と充実を図るため、民間業者委託により一人を確保し、英語講師を派遣する③教育活動指導助手を一人増員し、九人体制とし、特別支援教育の推進および小学校における三・四年生の三五人以下学級を実現する。また、通級指導担当を、芽室小四人、芽室西小三人、芽室中一人、芽室西中一人を配置する④特別支援学級の一部に臨時支援員を二人増員し一〇人配置する

▽大学等就学支援＝一、七六五

▽学校給食センター施設維持管理＝七、二五二

▽小学校施設維持管理＝八、二二二

・上美生小校舎・体育館屋根塗装＝一、四〇四

・上美生小サーモバルブ改修＝一六八

・芽室小体育館改修基本設計＝二一四

▽中学校施設維持管理＝四五、六二〇

・芽室中体育館改修＝三一、四〇六

・芽室中太陽光発電パネル設置＝三、二九三

・上美生中外壁・屋根塗装等＝四、七九四

・芽室西中北側物置改修＝三五八

・芽室西中校舎等改修基本設計＝六、二六八