１定道議会代表質問（２９年３月２日）　家庭教育　自主性尊重し支援

（道議会 2017-03-07付）

　一定道議会代表質問（二日）では、家庭教育に関する支援について、質疑が行われた。

　柴田達夫教育長は「家庭教育は、すべての教育の出発点であり、子どもに基本的な生活習慣などを身に付けさせ自立心を育むなど、心身の調和のとれた発達を促すために重要な役割を果たすもの」との認識を示すとともに、「近年は、核家族化や少子化、地域コミュニティの希薄化などを背景に、家庭の教育力の向上が求められている」と述べた。

　その上で、「子どもの望ましい生活習慣の定着を図るため、ＰＴＡと共同で開発した生活リズムチェックシートの家庭での活用や、通学合宿など体験活動への参加を促すとともに、保護者が子育てに関する悩みなどを気軽に相談できる場の設置や、家庭教育を支援するための人材の育成、情報の提供、企業との連携などに取り組んできた」と道教委の取組を説明。

　今後は、「ＰＴＡはもとより、市町村教育委員会や学校等とより一層の連携を図るとともに、家庭における教育の自主性を尊重しながら、すべての保護者が安心して子育てや家庭教育を行うことができるよう支援の充実に努めていく」と答弁した。

　また、支援に当たって、「それぞれの家庭における教育の実践を尊重しつつ行われる必要がある」と述べた。

　稲村久男議員（民進党・道民連合）の質問に答えた。

(道議会 2017-03-07付)