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帯広市教委　教育研究実践表彰・学校文化活動奨励賞　合わせて９個人・団体を選出　日々の努力たたえる
（市町村 2017-03-24付）

明星小

　【帯広発】帯広市教委は、二十八年度教育研究実践表彰および学校文化活動奨励賞の受賞者を決定した。教育研究実践表彰において、団体では明星小学校、個人では花園小学校の岩城華代教諭、緑丘小学校の讃岐ひろみ教諭が受賞。文化活動奨励賞では、帯広第一中学校の原小夏さん、緑園中学校の安倍帆奈美さん、南町中学校二年一組～六組（二十七年度）、帯広柏葉高校新聞局、帯広工業高校新聞局写真班、帯広三条高校合唱部の六個人・団体を選出した。教育研究実践表彰は三月上旬に各学校で、文化活動奨励賞は二月下旬に市役所で表彰式を執り行った。

受賞者の功績概要はつぎのとおり。　　＝敬称略＝

【教育研究実践表彰】

▼団体

▽明星小

　二十七年度から二年計画で算数科を研究教科として、問題・課題提示の工夫、課題解決のための手立ての明確化、学び方の定着、学習形態・指導方法の工夫を柱に、ＩＣＴ機器を活用し、主体的に学ぶ子ども、学び方を身に付けた児童の育成を目指している。

　研究実践では、興味・関心を喚起する教材内容、視覚に訴えた教材提示、問題解決的な学習を中心とし、様々な学習形態を組み入れるなどアクティブ・ラーニングを視野に入れ、子どもたちの実態を踏まえた日常的な授業交流・実践交流を進めている。

　特に、全学級に設置されている実物投影機は、指導者が教材提示や説明の一助とするだけではなく、授業の中で、児童自身が情報発信ツールとして活用する姿が増えてきている。

　また、本年度は学習規律やノート指導などについて、授業改善推進チームの協力を得ながら、学校全体としての統一した取組を推進。算数科だけではなく、他教科においても、研究実践の成果が児童の姿としてあらわれてきている。

▼個人

▽岩城華代（花園小教諭）

　研修部長として、同校の特色である「個別化」「個性化」を学習過程に位置付けた授業づくりを推進し、授業力の向上を図るとともに、教職員と連携し授業改善に努めている。長年の教職経験と豊かな人間性によって、本校の教職員の授業力向上に果たす功績は大きく、積極的に学校経営に参画する姿は、教職員の手本となっている。

　また、卓越した指導力を発揮してクラスをまとめ、保護者や児童から信頼される安定した学級経営を続けており、教科指導においては、自分の意見や考えを積極的に表現するなどの言語活動を重視し、児童が主体的に参加し学習を進める授業を通して、児童の確かな学力を向上・定着させている。

　近年は、本市の「学力向上プロジェクトチーム」の一員として、自らの学級経営方針や指導方法等を若手教員に指導するなど、本市全体の教員の指導力向上や授業改善にも寄与している。

　常に、率先垂範の姿勢ですべての教職員に絶大な信頼を受け、帯広市教育の発展に大きく貢献している。

▽讃岐ひろみ（緑丘小教諭）

　昭和六十年から道内小学校の教諭として勤務し、強い使命感をもって小学校教諭としての実践を積み重ねてきた。

　特に、国語科を中心とする教科指導に対する高い専門性を有し、授業における児童への学習指導はもちろん、歴任校での校内研究を通じ学校全体の授業改善と個々の教員の授業力向上を図ってきた。また、校外でも、授業改善につながる研修活動や教育実践を積み重ね、その成果は帯広市のみならず十勝管内の各校に及んでいる。

　二十七年四月から道教委の「授業改善推進チーム」の一員として、帯広市内小学校の授業改善に取り組んでいる。教材研究・発問づくり・授業の展開・単元構成の工夫、ＩＣＴの活用など具体的な授業改善にかかわり、学級担任とのチーム・ティーチング等、実践的な指導を行うとともに、授業の基盤となる学習規律の徹底や学級内での生活指導にも目を向け、指導と助言を行っている。各校の校内研究にも積極的に参画し、教師の授業力向上、学校力向上に大きく貢献している。

【学校文化活動奨励賞表彰】

▼原小夏（帯広第一中三年）

▽二十八年度「宇宙の日」記念行事全国小・中学生作文絵画コンテスト―第二席特別賞・宇宙政策大臣賞

▼安倍帆奈美（緑園中三年）

▽第三十九回全国ジュニア英語スピーチ・コンテスト北海道ブロック大会―中学生部門最優秀賞　

▼南町中二年一組～六組（二十七年度）

▽第六十五回全国小・中学校・ＰＴＡ新聞コンクール―学習新聞の部優秀賞、全国新聞教育研究協議会賞

▼帯広柏葉高新聞局

▽第四十六回全国高校新聞コンクール―文部科学大臣賞

▼帯広工業高新聞局写真班

▽第二十三回全国高校写真選手権大会写真甲子園二〇一六―優秀賞（東神楽町長賞）、町民が選ぶ特別賞

▼帯広三条高合唱部