道高校長協会石狩支部が総会等　いじめ防止の取組充実を　役員改選―後藤支部長を再任

（関係団体 2017-05-01付）

研究協議会の開催などを盛り込んだ事業計画を決定した

　道高校長協会石狩支部は四月中旬、札幌市内の第二水産ビルで二十九年度総会・第一回研究協議会を開いた。二十九年度事業計画を決めたほか、役員改選を行い、後藤哲支部長を再任した。あいさつに立った後藤支部長は、いじめの未然防止などに向けた取組の充実を求めた。

　開会に当たり、後藤支部長が登壇。「学校間の連携強化」「次期学習指導要領や高大接続改革に向けた長期的な視点に基づく学校教育改革」「生きる力、確かな学力、豊かな心を育む教育の充実」の三点を要請し、いじめの認知に関しては、条例等の定義に照らした積極的認知、教職員の情報共有など、いじめの未然防止、早期発見・早期対応の取組の一層の充実を求めた。

　その上で、「価値観や生き方、働き方が複雑、多様化、高度化するこれからの社会において、教育ができることを考え直す時期。自校の学校経営の充実はもとより、校長同士の交流を積極的に行い、教育局等との連携の中で生徒のために協働し、力を合わせていくようお願いしたい」と述べた。

　議事では、事務局が昨年度の事業・収支決算について報告。本年度の事業計画では、札幌東高校、札幌南高校、札幌北高校、道庁別館で研究協議会を開催することを決定。また、役員改選では後藤支部長、本間敦志副支部長の再任などを決めた。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽支部長＝後藤哲（札幌東）

▽副支部長＝本間敦志（札幌真栄）、梅原宏之（札幌藻岩）、種市政己（札幌大谷）

▽監事＝上野直幸（北広島・新）、根上和也（北広島西・新）

(関係団体 2017-05-01付)