渡島公立学校教頭会が総会研修会　後継者の育成目指す　新会長に七飯町七飯中・後藤氏

（関係団体 2017-05-01付）

後藤新会長があいさつに立ち、力強く抱負を述べた

　【函館発】渡島公立学校教頭会は四月中旬、七飯町文化センターで二十九年度総会研修会を開催した。会員六十三人が参加。議事では本年度の活動方針などを審議し、「教職員の経営参画意識の向上や後継者の育成」「専門職としての資質・能力向上」などを決定した。役員改選では、新会長に七飯町立七飯中学校の後藤昌樹教頭を選出した。

　開会に伴い、山内淳禎会長があいさつ。昨年の活動を振り返りながら、「地域とのつながりを重視し、教頭会の連携を強め、積極的な活動の推進に努めていきたい」と会員に協力を要請した。また、「ミドルリーダーの育成などを通しての学校力向上」の必要性を強調した。

　来賓祝辞では、七飯町教育委員会の與田敏樹教育長が登壇。「知識をただ蓄えるだけではなく、子どもの好奇心育成が必要」と述べるとともに、「校長との協働経営者という意識をもち、子どもが通いたくなる学校づくりを進めてほしい」と、今後の学校経営の充実に期待した。

　つぎに、新会員十三人の自己紹介に続いて、二十八年度の会務報告・会計決算報告・会計監査報告を行い、一括で承認した。

　議事では、二十九年度の活動方針・事業計画・予算案について審議。活動方針では、「教頭会の組織を通して、関係諸機関・団体との連携を密にし、協力しながら渡島の発展充実を図る」「専門職として資質の向上を図るとともに、教職員の経営参画意識を高め、後継者の育成に努める」などの方針を示した。

　事業計画では、各研修会や十一月に開催を予定している第五十二回渡島公立学校教頭会研究大会の開催を決定した。

　役員改選では、新会長に七飯町立七飯中の後藤教頭を選出。後藤会長はあいさつに立ち、「皆さんと協力し、教頭のための教頭会をしっかりつくっていきたい」と力強く抱負を述べた。

　本年度の役員体制はつぎのとおり（全員新任）。＝敬称略＝

▽会長＝後藤昌樹（七飯町立七飯中）

▽副会長＝木﨑彰（北斗市立大野中）、高間猛（北斗市立上磯小）、小野元嗣（七飯町立峠下小）

▽監査＝山内淳禎（七飯町立藤城小）、船橋恭二（八雲町立八雲小）

▽事務局長＝五十嵐義幸（七飯町立七重小）

(関係団体 2017-05-01付)