道中学校長会が総会・研修会開く　新たな組織の一体化へ　活動の重点、総会宣言決議

（関係団体 2017-05-02付）

諸課題の解決に全力で取り組むことを確認した

　道中学校長会は四月二十八日、ホテルライフォート札幌で創立七十周年記念第九十回総会・研修会を開催した。〝つなぎ合い　前に進む道中〟のテーマのもと、「新たな校長会組織の一体化に取り組みながら、活動の充実に努める」など五つを柱とする活動の重点や、本年度の役員を決定。創立七十周年記念第五十九回研究大会石狩・千歳大会に向け、研究活動を推進することを確認した。

　二十九年度役員体制の承認に続き、古谷雅幸会長があいさつ。学力と体力の向上、豊かな心の育成、信頼される学校づくりの推進に向けた今後の取組にふれ、「少子高齢化がますます進み、人口減少社会へと突入していく今、私たち校長は、本道の今後を支える人材を育成する学校教育の中核を担っている強い自負をもち、全力で取り組んでいきたい」と決意を述べた。

　続いて、道教委の柴田達夫教育長、道ＰＴＡ連合会の佐藤彰会長らが来賓あいさつ。また、道教委の岸小夜子学校教育局指導担当局長が「社会で生きる実践的な力の育成」「豊かな心と健やかな体の育成」など五項目を重点とする今後の施策、教育の方向性を示した。

　議事では、政令指定都市への税源等の委譲後、オール北海道で円滑な組織運営を進めるために必要な会則および運営体制の見直しを承認。「校長相互の協力や信頼関係を一層深めるとともに、今後に向けた組織の充実・強化を図り、会の総力を結集して活動の効率化と諸問題の解決に努める」など三つの方針のもと、「新たな校長会組織の一体化に取り組みながら、活動の充実に努める」など活動の重点を決定した。

　事業計画では、九月二十二日から二日間、千歳市内で創立七十周年記念第五十九回研究大会石狩・千歳大会を開催することを確認した。

　最後に、「全日中教育ビジョンを踏まえ、学習指導要領に基づく特色ある教育課程を編成・実施・評価・改善し、確かな学力・豊かな心と健やかな身体の育成に努める」などの事項を盛り込んだ総会宣言・決議を採択した。

　本年度の役員はつぎのとおり（全員新任、敬称略）

▽会長＝古谷雅幸（札幌市中の島）

▽副会長＝池野裕司（小樽市西陵）小澤洋一（留萌市港南）、三觜徳久（北斗市上磯）、大山公敏（苫小牧市苫小牧東）、辻野裕義（帯広市帯広第二）、本間玲（札幌市山鼻）

▽事務局長＝高橋寿輔（札幌市北栄）

▽事務局次長＝石岡直樹（札幌市美香保）、橋本直樹（蘭越町蘭越）

▽会計理事＝尾﨑基（札幌市陵北）

▽運営委員＝水野厚（石狩市樽川）、金子圭一（旭川市氷山）、楢山聡（七飯町大沼）、神成浩（浦河町浦河第一）、梅津和広（厚岸町厚岸）、富川浩（札幌市北都）

(関係団体 2017-05-02付)