上川管内教頭会が総会研修会開く　連携強化し課題解決へ　新会長に東川小・堀内氏選任

（関係団体 2017-05-08付）

あいさつに立つ堀内会長

　【旭川発】上川管内教頭会は四月二十日、上川合同庁舎で二十九年度総会研修会を開催した。会員百人が参加。議事では、昨年度の会務報告のほか、本年度の活動方針や事業計画などを審議し、全会一致で承認した。役員改選では、新会長に東川町立東川小学校の堀内隆功教頭を選任した。

　冒頭、堀内隆功会長代行があいさつ。各学校における様々な教育課題に対応するためには、「教頭間のネットワークを密にすることが何よりも大切」と強調。その上で、会員一人ひとりが同会の目標を意識しながら、課題解決に向けて、取り組むよう呼びかけた。

　来賓あいさつでは、上川管内校長会の澤井陽一会長が登壇。地域に開かれた学校づくりを進めるためには、教頭間の連携を密にし、教頭の職能向上を図るよう求めた。その上で、「校長会とともに、管内の教育を支えていくという強い意識をもってほしい」と、協力を求めた。

　続く議事では、二十八年度の会務や決算、監査報告を承認したあと、二十九年度の運営活動方針や事業計画などについて協議した。

　同会は、本年度も引き続き、昨年度の目標とスローガン「連携と研修」を継続して設定。学校教育にかかる課題解決を目指し、各市町村教頭会との連携や会員の資質・能力、職能の向上を図る研修活動に取り組むことなどを確認した。

　うち、研究法制部は、本年度から十四年次三ヵ年継続研究をスタートすることを報告。研究主題「豊かな心とたくましく生きる力を育む　信頼される活力ある学校づくりの推進～社会に開かれた特色ある教育課程編成における教頭の関わり」のもと、新学習指導要領を踏まえたカリキュラム・マネジメントの実現に向け、研究に取り組むことを説明した。

　また、八月二十二日に比布町内で中部地区研修会、二十四日に剣淵町内で北部地区研修会、二十九日に富良野市内で南部地区研修会を実施することを確認した。

　役員改選では、新会長に東川町立東川小の堀内教頭を選任した。

　本年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝堀内隆功（東川町立東川小・新）

▽副会長＝福澤秀（富良野市立富良野西中）、井上隆一（美瑛町立美瑛東小・新）、小林勝彦（名寄市立名寄東小・新）

▽事務局長＝豊田央（士別市立士別南小・新）

(関係団体 2017-05-08付)