高教研が総会・研究協議会　来年１月、研究大会開催　新会長に石黒札幌旭丘高校長

（関係団体 2017-05-11付）

２９年度の研究主題や事業計画などを決めた

　道高校教育研究会は八日、ホテルライフォート札幌で二十九年度総会・第一回研究協議会を開いた。三十年一月十・十一日に札幌市内のニトリ文化ホールなどで第五十五回道高校教育研究大会を開くことなどを盛り込んだ事業計画を決めた。役員改選も行い、石黒清裕会長代行（札幌旭丘高校長）を新会長に選出した。

　総会・研究協議会では、道高校長協会の川口淳会長代行（当時）があいさつ。「高教研には、長年にわたる授業研究の歴史がある。先生方の指導や、各学校における教育活動を充実させるための一助となる大きな役割を担っている。高教研の役割はますます大切になる」と述べた。

　続いて、高教研の石黒会長代行が「変化の激しい社会の中で、我々自身が未来を見据える確かな目を養わなければならない。そのために、研究大会では、当代一流の研究者などを招き、全体集会を行っている。二日目の教科別集会では、様々な学校で教育に携わっている先生方が、あすの授業づくりに向け、知見を共有し合う。我々は研鑚と修養の義務を負っている。その点で、高教研が果たした役割は大きかったし、今後も大きい」とあいさつした。

　そのあと、役員改選を行い、石黒会長代行を新会長に選出した。

　議事に入り、二十九年度研究主題を、前年度に引き続き、「未来を担う人を育む北海道高等学校教育の創造」と設定した。

　事業計画には、三十年一月十・十一日に札幌市内のニトリ文化ホールなどで第五十五回道高校教育研究大会を開くことを盛り込んだ。

　大会初日は全体集会で、法政大学キャリアデザイン学部の児美川孝一郎教授を招き、講演を行う。二日目は、教科部会ごとに講演や研究協議などを行う教科別集会を開く。

　二十九年度の役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝石黒清裕（札幌旭丘高校長・新）

▽副会長＝福井誠（札幌琴似工業高校長・新）、西岡憲廣（札幌山の手高校長）、渡邊周一（札幌北高副校長・新）、野元基（札幌藻岩高副校長・新）

▽監事＝武内達也（札幌新川高校長・新）、澤田信夫（札幌東商業高副校長・新）

(関係団体 2017-05-11付)