本年度の活動計画を確認　道小学校長会が理事研修会開催

（関係団体 2017-05-12付）

昨今の教育情勢、研究大会の開催要項なども確認した

　道小学校長会（角野誠会長）は九日、ホテルライフォート札幌で二十九年度第一回理事研修会を開催した。本年度の活動について、四つの専門部会で年間活動計画などを確認。角野会長は「関係機関との連携を図り、活動することが、困難と思われる教育課題の打開につながる」とし、「チーム北海道」を掲げ活動を進めていく考えを示した。

　開会に当たり、角野会長があいさつ。「校長の職能向上と本道教育の振興を図ること、そして、各地区において理事の皆さんが遺憾なく力を発揮していただくことを目指し、充実した研修・情報交流の場となるよう努めていきたい」と述べたほか、今後の事務局および役員構成の在り方や、教員の適正な配置に向けて行った期限付教諭配置の実態調査の結果を道教委に提出したことを報告した。

　また、新学習指導要領の円滑な実施に向けて、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」「道徳教育の充実」「次期学習指導要領の総則に記述されている授業時数等の取扱」にかかわる留意点を挙げ、「教職員の間で理念の共有化を図り、具体的な授業改善の在り方への研修を深めることが大切」と述べた。

　議事では、昨今の教育情勢や、本年度開催する第六十回道小教育研究宗谷・稚内大会の開催要項について、担当者が報告した。また、活動計画に関して協議したほか、経営部、研修部、対策部、情報部の専門部会を開き、年間活動計画について検討・立案。会員間での共通理解を図った。

　このほか、道教委義務教育課の川端香代子主幹が新学習指導要領等の周知・徹底に向けた道教委の取組、改訂に向けた今後の動きを説明した。

(関係団体 2017-05-12付)